2024年紅葉狩りバスツアーを振り返る4  読売旅行で行く高野山奥之院

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ガイドツアーで巡る奥之院

2024年11月11日(月)、読売旅行

世界遺産登録20周年記念 高野山奥之院めぐりと丹生都比売神社 日帰り(1人9,730円)

に参加し、丹生都比売(にうつひめ)神社参拝と「一の橋 天風」での昼食を終えた私たちは、

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バスで中の橋駐車場へ移動し、

ガイドさんと合流して、

高野山奥之院めぐりへと出発!

ユニークな企業の慰霊碑

弘法大師空海の御廟がある高野山奥之院には、お大師様と同じ場所で眠りたいという願いを持つ人々によって、参道に多くの墓や供養塔がびっしりと並んでいます。

その中には、企業が建立した慰霊碑も多く、ユニークな形をしたものも多いのです。航空機などを製造する新明和工業のロケット型や

日本しろあり対策協会の、しろあり供養塔、

靴下の福助

アデランスの供養塔、

企業名が一目でわかるヤクルト

UCC上島珈琲のようにユニークな造形のものもありますが、

シャープ

日産自動車

小松製作所は、オーソドックスなデザイン。このような慰霊碑は、一種のステータスなのかな。企業の慰霊碑は各地にありますが、これだけの規模のものは、他にはないようです。

これらの慰霊碑を通り抜けると、東日本大震災(上)や阪神淡路大震災の慰霊塔もありました。

杉木立の中にたたずむ供養塔や墓の数々

さらに進むと、立派な杉木立の間に、苔むした古い墓や供養塔が見えてきて

雰囲気ががらりと変わります。

松尾芭蕉が「笈(おい)の小文」で詠んだ、「父母のしきりにこひし雉子の声」の句碑も。

加賀前田家の供養塔。

こちらは法然上人。あれ?浄土宗の人なのに、高野山(真言宗)奥之院にも墓所がある。

安芸浅野家の墓所。お墓に鳥居があるのはこれだけでなく、

徳川家康の次男・結城秀康(右)と、その母・お万の方の立派な石造りの霊屋にもありました。これも神仏習合の名残なのかな。

五輪塔も立派なものが多くて(これは肥前島原松平家)、感心してしまいます。

ガイドさんの説明を聞きながら奥之院の参道を歩き、御廟橋から先は撮影禁止エリアなので写真はありませんが、燈籠堂(地下法場も)や弘法大師御廟を参拝することができました。

英霊殿の紅葉と、お守りセールス

さて、秋の高野山と言えば、紅葉がセールスポイント。でも今年の高野山は、温暖化のためか、あまり紅葉がきれいではありません。

帰りのルートは、無縁塚から

先ほどの道の西側の道を通ったのですが

その途中、第二次世界大戦の戦死者を供養するために建てられた、英霊殿の近くを通りました。

この辺りが、奥之院で一番紅葉が美しいとされる場所らしいのですが

ちょっと今年は、色がくすんでいるようです。

鮮やかさが少し足りない。曇っているせいもあるのでしょうが。

赤い平和橋は、紅葉が鮮やかなら、もっと美しいだろうなと、勝手に想像。

余談ですが、平和橋や英霊殿近くには授与所があり、ガイドさんが盛んにお守りや線香購入を勧めるのです。団体専用の特別な授与所だとか(本当?)、3,000円の金のお大師様の永年お守り(お守りは普通、1年間しか効力がない?)がお勧めなど、すごいセールストーク! そしてツアーメンバーのうちかなりの人々が、お守りや線香などの高額な買い物を、次々にされているのです。

私もお大師様は尊敬しているけれど、どうも胡散臭い。他にもいろいろ授与所はあるのに、どうして他の店では購入させないのだろう?(御朱印は添乗員さんがまとめて拝受してくれましたが)まるで集団催眠にかけているみたい。

まぁ私たち夫婦が疑い深いだけかもしれないのですが、もやもやと、すっきりしない気分のまま駐車場へ。このガイドツアーは、最終案内書通り13:15にスタートしたものの、駐車場に戻ったのは案内書より15分も遅い14:35でした。このお守りセールスで15分長引いたのではと、勘ぐらずにはいられません。

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