紅葉よりもトイレ優先
2024年11月20日(水)、トラピックスで今年2回目の紅葉狩りバスツアー
京滋屈指の紅葉 旧竹林院&和田神社とホテルピアザびわ湖ランチビュッフェ 日帰り(1人9,890円)
に参加しました。今回の参加者は47名! 日本交通バスがほぼ満席です。当初の予定を変更し、渋滞が予想される名神高速京都東インターではなく、その手前の京都南インターで高速を降り、下道を通って(結局こちらも混んでました!)、
京都市左京区の金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)へ。
浄土宗の七大本山の1つとして、また、幕末に京都守護職会津藩の本陣となり、新選組とも関係の深い寺として有名なのですが、紅葉の名所でもあるのですね。
ここでの自由時間は、10:10~10:50の40分間。その間に紅葉を見物し、御朱印を頂き、トイレも済ませるというなかなかの忙しさ。境内は広く、石段も多いので大変です。山門へも石段があり
本堂である御影堂(みえいどう)へ行く石段もなかなかのもの。
後で知ったのですが、この御影堂へ続く石段こそ、私が好きだった大河ドラマ『新選組!』のオープニングで、隊士たちが駆け上がっていた石段でした。そうと知っていたら、もっと颯爽と格好よく上がればよかったな。
本堂の御影堂参拝よりもまず、トイレが気になりました。広い境内ですが、トイレはそんなに多くありません。トイレの順番待ちで、割と時間もかかりました。
仕方ないので御朱印を最優先し(300円)、有料区域の拝観は諦めました。もしかしたら、紅葉のきれいな庭園などを見落としたかもしれません。
余談ですが、トイレのドアや御朱印を頂いた後に頂く挟み紙には、こんな文言が! お寺もSNSの時代ですね。
熊谷直実鎧掛けの松と、五劫思惟阿弥陀如来石像
そんな理由で、無料の区域しか拝観できなかったのですが、面白いものを2つ見つけました。
1つは、熊谷直実(くまがいなおざね)鎧掛けの松。一の谷の戦いで平敦盛を討ち取ったことで知られる東国武将熊谷直実は、鎌倉時代初期に法然上人の弟子となり、この寺で出家。その時鎧を掛けたのがこの松、と言いたいのですが、この松は3代目だそうです。
もう1つは私たちが見たかった、五劫思惟(ごこうしゆい)阿弥陀如来の石像。文殊塔に登る石段の左側にありました。
何といっても特徴的なのが、この髪型! 「アフロ仏」の別名で親しまれています。
阿弥陀仏が菩薩時代、気の遠くなるような長い時間、思惟をこらし修行をされた結果、髪の毛が伸びて渦高く螺髪を積み重ねた頭となられた様子を表現しているのだとか。全国でも16体ほどしかみられない、珍しい仏像だそうです。見ることができて良かった!
無料区域しか行けなかったので、紅葉はあまりきれいではありませんでしたが(まだ早い?)、拝観時間が短い割には、予想以上に面白かったです。
今度行く機会があれば、「日本三文殊」の1つにも数えられている文殊菩薩に参拝したり、京都守護職・松平容保ゆかりの部屋にも行ってみたいな。
コメントを残す