土佐西南交通の路線バス初体験 運転は大変そう
2024年の年末、高知県の足摺岬に行くことになりました。12月27日(金)の夜行バス「しまんとブルーライナー」で神戸三宮を出発し、高知県四万十(しまんと)市の土佐くろしお鉄道中村駅に到着した私たちは、素敵な待合室で時間を過ごし
8:20発の高知西南交通の路線バスに乗りました。

1万円札・5千円札の両替は車内ではできず、IC乗車券は、地元の「ですか」しか使えません。気を付けてくださいね。

中村駅前ロータリーには、高知県南国市出身の演歌歌手・三山ひろしさんが歌う「四万十川」の大きな看板!(青で囲んだ部分) さすがご当地ですね。

バスは最初こそ四万十川に沿って進むものの、やがて川から離れ(路線バスですが、要所要所で観光ガイドアナウンスも入ります)
土佐清水市の「清水プラザバル前」を経由し、岬へ向かいます(黄色のルート)。

土佐清水市は、ジョン万次郎の出身地。彼の生涯を紹介する絵画がたくさんありました。しかし彼の生誕地・中ノ浜への道は、くねくね曲がる1車線の道(高知県道27号)で、ただでさえ大変そうなのに、対向車があるととても怖い。
時々長めに停車することがあるのですが、これはすれ違うバスをやり過ごすためだったのでした。慣れた人でないと、この道を運転するのは難しいのかな? なかなかすごい場所に来たものです。
鵜ノ岬展望台で撮影タイム
中ノ浜を過ぎると、右側の車窓に海岸線が見えてきました。
私は運悪く、進行方向に向かって左側の席に座っていたので、眺望は諦めかけていたのですが、面白いことに絶景ポイントでバスは小休止し、写真撮影タイムがありました。
その絶景ポイントの名は、鵜ノ岬(うのみさき)展望台。ここは足摺岬から西へ、約5kmという地点です。

西に臼碆(うすばえ)、東に足摺岬方面へと広がる松尾海岸の素晴らしいパノラマが一望できる、隠れた名所らしいです。臼碆は、日本列島で黒潮が最初に接岸する場所として知られ、黒潮の流れを見られる海岸はここだけなのだとか。

西側の眺めです。確かに海は青黒いけど、これが黒潮なのかな? 曇っているから、そのせいで暗いのでは?

黒潮はよくわからないけれど。海岸線が美しい! ちなみに臼碆とは、海上にある岩の形や黒潮の流れが「臼」に似ていることに由来し、碆(はえ)は岩礁を意味しています。

そしてこれが、東側(足摺岬側)の眺め。こちらもとても雄大な景色ですね! この辺りはかつてカツオ漁で繁栄し、現在でも釣り人に人気のスポット。臼碆では、映画『釣りバカ日誌』のロケも行われたそうです。

美しい海岸美を見ることができて、本当に良かったと思いながら、再びバスの中へ。
足摺国際ホテルに宿泊するなら、運転手さんに伝えておこう
このバスは足摺岬行きですが、私たちは今夜の宿・足摺国際ホテルに荷物を預けたかったので、足摺国際ホテル前で下車。運転手さんに「足摺国際ホテル前で降りたい」と相談すると、本来のバス停は、ホテルと反対側の駐車場なのですが
ホテルの前で停めてくれました。本当に感謝です。料金は1人1,900円。所要時間は1時間42分。

ホテルは予想以上に大きくて、ロビーからの見晴らしは最高でしたが、

それはまた別の機会にご紹介しましょう。どうかお楽しみに。
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