足摺七不思議の亀石
2024年12月28日(土)、8:20発の高知西南交通の路線バスに乗り、今夜の宿・足摺国際ホテルで荷物を預けて万次郎足湯や白山洞門、アロウドの浜を訪れた私たちは
次の目的地である足摺岬灯台を目指しました。

海岸にあった白山洞門から遊歩道(車道よりはまだ下)に戻るため

ひたすら階段を昇ります。

遊歩道を歩いていると、現れたのが「足摺七不思議」の1つ「亀石」。

亀の形をしていますが、人の手が加わっていない自然石。後で知ったのですが、頭の部分を撫でるとカップルの仲が、さらに良くなるそうです。
亀石は、弘法大師空海が亀に乗ったという亀呼場(岬先端にある)の方向に向かっているのだとか。浦島太郎以外でも、亀に乗れる人がいたとは。さすが弘法大師。只者ではありません。

さらに進むと、この看板。さすがにギョッとします。ここは自殺の名所だったのかな。室戸岬では見なかったような気がするのだけれど。
白亜の足摺岬灯台
この後も、「足摺七不思議」の「汐の干満手水鉢」や「犬塚」の解説板を見つけたのですが、

実物がどこにあるのかわからない。手水鉢は、すぐ後ろの大きな岩なのかな? でも背が低いため、岩の窪みがわかりません(涙)。

犬塚も、草に覆われているのか、見つけられませんでした(涙)。気を取り直して

足摺岬灯台へ! 足摺岬突端に建つ、高さ18mの白亜の灯台。日本でも最大級の灯台の1つです。
約38km離れた場所まで光が届くのだとか。私たちは昨年室戸岬も訪れたけれど、室戸岬灯台は岬から離れた高台の上に建っており、訪れることができませんでした。
足摺岬の灯台は、すぐそばまで行けるのがいいですね。

ダムで貰える「ダムカード」の存在は知っていましたが、灯台にも「灯台カード」があったとは!しかもこのQRコードからダウンロードするようです。すごい!
足摺七不思議の亀呼場
灯台を出てさらに東に歩くと、「亀呼場(かめよびば)」という案内板を見つけました。
ここも「足摺七不思議」の1つで、亀がとても可愛い! お賽銭もありました。

実は先ほど紹介した「亀石」とも関係のある伝説があるのです。

カジヤバエ(上の写真の小島)という岩の先に、黄金碆(おうごんばえ)という岩があり、大潮になると海面に顔を出すそうです。弘法大師は岬から大きな亀に乗って黄金碆に渡り、海の安全を祈願して波切不動尊を刻んだのだとか。岬の海岸線に行くだけでも大変そうなのに、さすが弘法大師です。

この場所で海に向かって「お亀さーん」と呼ぶと、弘法大師が呼んでいると思い、海亀が海面に浮かんで来るらしいのですが、私たちが海を見た時には(呼んでいないので当たり前ですが)、海亀の影も形もありません。
ところが後で知ったのですが、この辺りは海亀の出現率が高く、1時間も待てば、呼吸のために水面に顔を出しに来るのだとか。波が穏やかで、海が透明な晴れた日に出会えるチャンスが高いそう。私たちには1時間待つ余裕はありませんでしたが、もし条件が許せば、海亀ウォッチングに挑戦してみてもいいかも知れませんね。
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