値段は高いけれど、メニューの写真はどれも美味しそう
2025年2月21日(金)、無事に早朝のドバイ空港で長女と合流できた私たちは、ドバイメトロに乗って、アルファヒーディ歴史地区にある大人気カフェ「アラビアンティーハウス」に行きました。
このカフェは、旅行前に見たYouTube投稿者が全員、朝食を食べに訪れていました。昼や夜はかなり混雑しますが、朝は待ち時間なしで入店できるのでお勧めとのこと。

私たちもほぼ一番に入店し、さっそくメニュー選びです。アラビア料理はあまりなじみがありませんが、メニューに写真や英語の解説もあって便利でした。

どれも美味しそうなのですが、値段が高い。とても目を引く「Arabic Breakfast Trays」は78AED(3,152円)。でもホテルの朝食も、単独で注文するとそれくらいするかな? 悩んだけれど、結局この「Arabic Breakfast Trays」に加えて、

伝統的な中東料理の「フムス」(ひよこ豆ペースト)や、「ファラフェル」(中東風コロッケ)を注文。両方とも、33AED(1,334円)でした。

飲み物は、これまた滅多に日本で飲めないビーツ(ボルシチの材料に欠かせない赤カブ)のジュース(35AED=1,414円)や

アラビックコーヒー(30AED=1,216円)を注文しました。アラビックコーヒーは独特の香りで、沈殿物もあります。3人でお替りもできて、お茶請けにデーツ(ナツメヤシの実のドライフルーツ)も付き、中東ムード満点。
全部で8,450円ほどの3人の朝食代金ですが(1人分2,820円ほど)、この場所だし、素敵な店内だし、妥当でしょう。
アラビア風のちょっと贅沢な朝ごはん
以前、トルコを旅行した時からよく食べていた「フムス」は、万能ディップなのでパンに塗るのが定番ですが、私はそのまま食べるのも好き。ひよこ豆ペーストに、オリーブオイルやニンニク、練り胡麻などを混ぜ合わせています。

長女お勧めの「ファラフェル」。コロッケと似た外観だけれど、材料はひよこ豆とスパイスのみ。

肉やパン粉を使わないため、コロッケよりも低カロリーで安心できます。

そして感激したのが、「Arabic Breakfast Trays」。大きな丸いピタパン(中に空洞があるパン)と、大きなトレイ! トレイにある食材を、パンに挟んで食べるようです。
小皿にはスクランブルエッグ、トマト、ミックスオリーブ、ローズジャム。一番左はオリーブオイル入りのザアタル(中東のハーブ)、ヨーグルトの一種ラブネ、一番下の茶色いのは、トルコ地中海沿岸やキプロス島の代表的な「焼いて食べるチーズ」=ハルーミチーズ。その左が、生クリームと蜂蜜。
今回一番感動したのが、ローズジャムの素敵な香りと美味しさ。とても幸せな、ぜいたくな非日常的な気分になれました。バラの花を何本使っているのかな。ヨーグルトもチーズも美味しかったし、ハミールチーズも(店内では謎の食べ物のままでしたが)珍しくてよかったです。
癒しの空間演出
食事をしている時、スタッフの女性が店内を歩き回っていて、何をしているのかなと思ったら

香炉を持って、店内のあちこちに香りを漂わせているのでした。中東風のおもてなしですね。

店内中央の鳥かごの中にいるインコも、よく見たら本物で、天井のヤシの葉と相まって、楽園のイメージを作っていました。
この素敵な空間に癒され(トイレの観音開きの鍵がうまく閉まらず、手の指を怪我するアクシデントはあったけれど)、料理も飲み物も全部完食。とても素敵な時間を過ごすことができました。
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