廻廊から見る景色
2024年2月23日(日)、ドバイ観光最終日の3日目です。Trip.comで、Attractions & Tours社主催の「ドバイ発アブダビ終日ツアー」を申し込んだ私たちは、何とか8:30頃ホテルでピックアップしてもらい、もう1組の日本人カップルと一緒に、アブダビの最初の目的地であるシェイク・ザイード・グランド・モスクを拝観。
アラブ首長国連邦建国の父(初代大統領)シェイク・ザイード(ザイード首長)が、アブダビのオイルマネーをつぎ込んで建設したモスクの外観もすごいのですが、内部もとても美しいのです。

まずは廻廊。この柱(モスク全体で1,096本ある)はヤシの木をモティーフにしたデザインで

柱にはラピスラズリ(青)、赤瑪瑙(めのう)、紫水晶や真珠などがはめ込まれているのだとか。もちろん柱は、白大理石。オイルマネー恐るべし。

こちらは清楚なステンドグラス。

イスラム教では人物画を描くことはタブーとなっているので、聖人が登場する宗教画はないけれど、こういう細かいアラベスク模様で、建物を装飾しています。

こちらは、アラビア文字の装飾かな。

廻廊の柱の間から見るモスクも絶景。

大理石の床には、大きな花模様のモザイク。

観光客はこの床を通って、真正面の建物に行くことはできませんでした。だからそんなに床は汚れないと思うのだけれど、作業員が丁寧にモップをかけておられたのが印象的でした。
メインホールの絨毯とシャンデリアがすごい!
いよいよモスクの中心、ドームのある礼拝室です。

私たちが見学できるのは、モスクの中のごく一部ですが、それでも驚くべきものがたくさんありました。

特にこのメインホールには、世界一の大きさを誇るペルシア絨毯(しかも手織り)が敷き詰められています。

7,000人収容可能なホールに敷かれた絨毯の値段は、約9億円相当なのだとか。

ついつい下ばかり見てしまいますが、上の方にも注目! シャンデリアもすごいのです。装飾はすべてスワロフスキークリスタル。このシャンデリアが多分最大のものと思うのですが、重さ12tで直径は10m。7億円相当。

モスクにはこの他、合計7点のシャンデリアがあるそうで(上もその1つ)、オイルマネーのすごさに、とにかく圧倒されっぱなし。

モスクは夜間も入場できるのですが、夜になって館内が暗くなると、壁の模様が浮かび上がって見えるのだとか。ライトアップもされるので、夜に拝観するのも(特に暑い時期には)いいかも知れません。
実はこのモスクは、アラブ首長国連邦で異教徒の拝観が可能な数少ないモスク。今回のドバイ旅行では、モスクはここしか拝観していません。美しく壮大なモスクを見ることができて、とてもいい思い出になりました。
コメントを残す