小さいけれど参詣客が多い子安地蔵尊
2025年4月29日(火)、久しぶりに日本最古の道・山の辺の道を歩く機会がありました。崇神天皇陵や景行天皇陵の側を通り、知られざる藤の名所・大香園や檜原(ひばら)神社、大直禰子(おお たたねこ)神社を訪れた後
大神(おおみわ)神社を目指して歩きます。大直禰子神社のすぐ近くに小さいお寺があったのですが

参詣客でにぎわっていたので、私も入ってみました。

「子安地蔵尊」という幟(のぼり)が目立っていたのですが、安産や子育てだけでなく

ぼけ封じのお地蔵さまもおられます。どうやらこれが、人気の理由みたい。先客のグループも、自分や家族がぼけませんようにと祈っておられました。

ぼけ封じも気になるけれど、ご本尊のお地蔵さまにもお願いしたいことがあるので、こちらも参拝。暗くて肉眼ではよく見えないご本尊の写真や、お祈りの時に唱える経文や真言まで掲示してあり、感謝感謝。祈りが届きそうな予感がします。
夕方の大神神社 ちょっと珍しい光景
子安地蔵尊を過ぎれば、大神神社の二の鳥居はもう目の前。

ここまで無事にたどり着けて、本当に良かった。

参道を歩くと、とてもすがすがしい気分になれます。外国人観光客も見かけました。

まず最初に、参道にある祓戸(はらえど)神社で、もろもろの罪や穢れを祓い

しめ縄鳥居をくぐって

拝殿に参拝。ふと拝殿の右側を見ていたら

右側の賽銭箱の前で、慌ただしい人の動き。賽銭箱から本日の賽銭を回収しているのでした。

ずっしり重そうな袋です! いくら入っているのかな? 何kgあるのでしょうか?

警備員さんが盾らしきものを持って、賽銭を運ぶ人々を警護しています。滅多に見られない光景でした。

彼らが去った後の拝殿。よく見ると、賽銭箱は3箱ありました。いつも3箱分の賽銭を回収するのかな?
最終バスの時間に注意!
大神神社は3年前の秋に参拝したのですが
参集殿玄関にある「なでうさぎ」には初対面。大神神社の祭神・大物主神(オオモノヌシノカミ)は「因幡の白兎」を助けたため、ウサギとは縁があるのでした。

この兎を撫でると、運気アップに加えて、なでた部分の体の痛みもとってくれるとか。
運気アップしたはずなのに、参拝後、近鉄桜井駅行のバスに乗ろうと思ってバス停に行くと、最終バスは10分前に出たところでした。歩いて行くことにしましたが、30分も歩かなくてはいけません。元気があって、時間に余裕があれば、「海柘榴市(つばいち)」という古代大和の繁華街や、金谷の石仏など、山の辺の道の名所旧跡をたどることもできたのですが、時間が遅かったので最短ルートで桜井駅へ。帰りの電車は座れたので、運気アップのおかげだなと思いました。なんだかんだでこの日は35kmも歩いたことになり、ちょっとした新記録も打ち立てることができました。
コメントを残す