加藤清正の生誕地・妙行寺
2025年1月13日(月)、来年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主人公、豊臣秀吉と秀長兄弟ゆかりの地を訪ねて、名古屋に行く機会がありました。最初に中村区の豊國神社を参拝し、神社の西にある名古屋市秀吉清正記念館を訪れた後
今度は中村公園の東にある、妙行寺に行きました。
ここは、加藤清正の生誕地と言われている寺院です。

加藤清正は1562(永禄2)年、尾張国中村で誕生しました。父親は刀鍛冶、母親も刀鍛冶の娘でした。幼名は虎之助。

順調に進めば彼も刀鍛冶になっていたでしょうが、秀吉の母と清正の母が従姉妹(または遠縁)だったため、近江長浜城主になったばかりの秀吉の小姓として、9歳で出仕したのが、戦国武将としてのスタートになりました。

この寺はもともとここから220mほど東にあったのですが、1610年、徳川家康の命令で名古屋城が築城された際、加藤清正はその資材の余りと普請小屋をもらい受け、自分の生誕地に妙行寺を移築・再建したのだとか。母親が熱心な日蓮宗信者だったので、清正も、妙行寺も日蓮宗です。

グーグルマップでは「清正公誕生之霊地」となっている場所。

この石碑には、何が刻まれているのかな?
豊臣秀吉の生誕地・常泉寺
妙行寺の北隣の寺・常泉寺は、豊臣秀吉の生誕地と伝わる寺院。
妙行寺の北隣で、徒歩3分足らずで到着。

この寺院も日蓮宗とのこと。

加藤清正が建立したのかな? この神社のご神体が、秀吉の肖像束帯唐冠で、加藤清正が大坂城から持ってきたもの。

常泉寺で有名なのが、秀吉公産湯の井戸。開運のパワースポットだそうです。

秀吉が生まれた際、この井戸は他に類をみないほどの清水が豊かに溢れていたらしく、それで「常泉寺」という名が付けられたそう。

井戸の側には、秀吉の銅像も。

御朱印を頂こうと寺務所に行ったら、とてもたくさんの御朱印があるのでびっくり!

私たちは、一番オーソドックスな御朱印(500円)を頂きました。
常泉寺で知った、秀長の菩提寺
常泉寺の寺務所で、偶然気になるものを見つけました。

それがこのチラシ。「豊臣秀長の菩提寺を未来へ」と書かれています。

掲示板にも、このチラシが貼ってありました。秀吉の弟・秀長の菩提寺となっている奈良県大和郡山市の春岳院が、秀長の450忌にあたる2040年に向けて、痛みの激しい本堂や庫裏、境内の改修をしようにも、総額で7,000万円が必要なんですね。
文化財指定を受けていないため、費用の工面にも苦慮されているようでした。クラウドファンディングでの目標金額(540万円)は、めでたく達成できたのだとか。今まで観光客があまり来なかった寺院のようですが、大和郡山市に立ち寄った際には、ぜひ訪れたいなと思いました。
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