「日本三名泉」最初に唱えた万里集九とご対面
2025年7月5日(土)、3年ぶりに1泊2日のバスツアーに参加しました。クラブツーリズム主催の
『飛騨牛付きの夕食!下呂温泉たっぷり約17時間滞在 2日間』【天王寺・なんばパークス・梅田・新大阪 出発】<ゆったり旅/こだわりバスの旅>
というバスツアーで、料金は2人で69,800円。ホテルに到着する前に、希望者は温泉街を散策することもでき、私たちも食べ歩きや寺社参拝を楽しみました。
温泉街の中心にある白鷺橋の上には、下呂温泉を「日本三名泉」と称えた朱子学者の林羅山の像があるのですが
実はその林羅山よりも前に、下呂温泉を「日本三名泉」と称えた人物がいたのです。
それが、下呂市観光交流センターの前に銅像が建つ、室町時代の禅僧・万里集九(ばんりしゅうく)。

高校の日本史の教科書には載っている人物ですが、多分ほとんどの人は知らないかも。

でも下呂温泉では超有名人で、

「日本各地に温泉があるが、その中で最も優れているのは、下野国(正しくは上野国)草津、摂津国有馬、飛騨国湯島(下呂温泉)の三か所である」と彼が紹介した『梅花無尽蔵』(漢詩文集の東国旅行記)の碑は、あちこちで目にしました。

大衆浴場「白鷺乃湯」の側にある「日本三名泉発祥の地碑」の隣にも

温泉寺の境内にも石碑があり、毎年夏に行われる下呂温泉まつりの「温泉感謝祭」の別名は、「万里集九祭・林羅山祭」なのだとか。この2人に対する下呂温泉の人々の気持ちが、よくわかります。

像が建つ広場にある下呂市観光交流センター「湯めぐり館」は、2022年にできたばかりの新しい施設で、

フリーWiFiやきれいなトイレもあって、一休みするにはとてもいい場所。でもまだ知名度がないかな?

建物の外には万里集九像の他、自由に落書きできるコーナーや

足湯ならぬ「手湯」もあります。手湯はちょっと熱いなと感じました。
飛騨川河原の噴出池で、足湯に浸かろう!
最後に訪れたのは、下呂温泉のシンボルとも言われる、飛騨川河原にある噴出池。
下呂大橋の上からも見えました。

昔はここで入浴もできたらしいのですが、今は足湯のみ。

最後に私たちも、ここで足湯体験をすることにしました(無料)。

恐る恐る入ってみると、とても熱い! さっきの手湯も熱かったのですが、ここもかなり熱いです。下呂温泉の源泉だから、熱いのが当然なのかな?

昔は白鷺の教えてくれた温泉を、こんな風に利用していたのかなと思いながら、熱いお湯で足の疲れをとりました。ホテルの温泉も楽しみです。
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