Klookの英語ツアーで巡るミーソン遺跡(前編)  古代チャンパ王国のヒンドゥー文化  

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今のベトナムでは見られないヒンドゥー文化

2025年8月26日(火)、私たちは前日Klookで予約した「ミーソン遺跡半日ツアー(ホイアン発)」(2人で4,757円)に参加しました。別途150,000ドンの入場料を払って、世界遺産ミーソン遺跡の中心部まで電気自動車で移動し

Klookの英語ツアーでミーソン遺跡へ!  陽気なガイドさんと多国籍メンバー

2025年10月22日

美しい蓮池の側を通り

遺跡の中心部にやってきました。ミーソン遺跡は古代チャンパ王国の聖域で、現在もベトナム南部やカンボジアに居住しているチャンパ人が築きました。

レンガ造りの建造物が、山々に囲まれた盆地の中に建っています。

ここはグループBCDというエリア。10~11世紀(日本だと平安時代)の遺跡です。

昨日と違って天気が良く(雨だと道も滑りやすく、見学が大変そう)、東南アジアの遺跡らしい風景。

チャンパ王国はインド文化の影響を受けており、宗教もヒンドゥー教(シヴァ派)でした。

この窓の装飾などは、カンボジアのアンコール遺跡の窓に似ていますね。

この柱に彫られているのは、ゾウの鼻を持つガネーシャ神。シヴァ神の子で、シヴァ神同様、人気の神様。

この柱の彫刻も美しい。中華文明の影響を受けた帝陵や宮殿、寺院が残るベトナムの中では、異空間。

船をイメージした宝物庫だそうです。

この女性(女神?)像も、インドや東南アジアの遺跡でよく見かける像に似ています。

シヴァ神殿の本殿には必ずあるという、シヴァ神の象徴であるシヴァリンガ。豊穣や繁栄、平和を授けてくれるようです。ガイドのマイケルさんの提案で、皆で祈りも捧げました。

こちらは首のないシヴァ神像。シヴァリンガ同様、ヨニ(女性器)を台座にしていました。

この屋根の彫刻も素晴らしい!

後で知ったのですが、接着剤のようなものを一切使わずに、レンガを少しずつずらして積み上げる独自の建築技法で建てられているそうです。その建築技術にもびっくり!

遺跡内の展示室を見学

マイケルさんの案内で、遺跡内の展示室を訪れました。

これはシヴァ神かな?

浮彫が素晴らしいですね。鳥のようなものは、ガルーダです。

こちらはゾウですね。かわいらしさもあります。

これは何かと思ったら、左側に2本あるのが、ベトナム戦争でこの遺跡に打ち込まれたアメリカ軍の砲弾。この遺跡はベトナム戦争時、ベトナム解放戦線のアジトを掃討するためとして、B52の大規模な空爆を受けたのでした。そのため遺跡も大半が破壊されてしまいました。広大な敷地の中には、破壊からの復旧途上の遺跡もあります。その様子はまた次回ご紹介しましょう。お楽しみに。

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