インドや東南アジアの香り漂うチャム・ダンスショー
2025年8月26日(火)、私たちは前日Klookで予約した「ミーソン遺跡半日ツアー(ホイアン発)」(2人で4,757円)に参加しました。別途150,000ドンの入場料を払って、世界遺産ミーソン遺跡の中心部まで電気自動車で移動し
遺跡の中心部・グループBCDエリア(10~11世紀)を見学しました。
10時半ころ、ガイドのマイケルさんは私たち一行を「パブリックステージ」と呼ばれる場所に案内してくれました。
ここで、チャム族による伝統的なチャム・ダンスショーが1日4回開催されているのです。
チャム族の祖先・チャンパ人が、ミーソン遺跡を建設したと言われていますが
チャルメラのような響きの民族楽器(竹笛?)を男性が演奏していたり
まさに「インド風」の衣装を着けた男女による
ヒンドゥー教の神々の像のような動きが再現されていて
1回の公演は20分ほとでしたが、なかなか見どころがありました。
会場はやや涼しくて(何よりも屋根があります)、炎天下での遺跡散策ツアーのいい休憩になりました。
ベトナム戦争で破壊された遺跡と復興への道
この後、1時間弱の自由時間があったので、再び遺跡散策に出かけました。
ミーソン遺跡は広大な敷地を持ち、聖なる山マハーパルヴァタがよく見える中心部のグループBCDエリアが
建造物の数が多く、観光の中心となっているのですが
さらに奥に進み、グループAに行ってみることにしました。グループBCDよりさらに古い、9~11世紀の遺跡らしく
一番高く美しい神殿が建っていたようなのですが、ベトナム戦争で破壊されてしまい
現在神殿内のヨニ(女陰)だけが形を留めているそうです。
昔は一体、どんな姿をしていたのでしょうか。
丘を登ると、また新たな遺跡がありました。
こちらは、もう少し時代が下った13世紀に建設された、グループGの建造物。
シヴァ神の神殿のようです。
900年間チャンパ王国の聖域だったミーソン遺跡には、歴代王からの寄進が続けられ、チャンパ王国の文化・建築様式を伝えてくれます。
続いてグループEへ。ここには7世紀に建立された石碑があり、チャンパ国王が「聖なる河」ガンジスを見るために出発したことが書かれています。ヒンドゥー教の影響が強いですね。
最近修復されたばかりの宝物庫。レンガがまだ黒ずんでいなくて、新しい色をしていますね。
こちらはまだまだ修復中かな。
首のない石像。どんな顔をしていたのでしょうか。
グループBCDエリアにも、倒れたままの石柱や石の像があり、
文明が滅びてしまった後の姿を伝えていました。







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