中野駅から、高円寺の気象神社へ  中野セントラルパークや気象神社に残る陸軍の痕跡

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中野セントラルパーク 広い公園は何があった場所?

2025年9月18日(木)、東京2025世界陸上競技選手権大会(東京2025世界陸上)観戦のため、東京を訪れた私たちは、イブニングセッション(夜の部)が始まるまで、東京見物をすることにしました。夫が行きたかったのが、以前NHKテレビの『ドキュメント72時間』で取り上げられた、杉並区の気象神社

JR中央線の高円寺駅近くにある神社で、新海誠監督の映画「天気の子」の聖地としても知られる神社です。

せっかくJR中央線沿線に行くのだから(関西在住なので土地勘がない)、中野ブロードウェイ商店街も見てきたらと言う長女のアドバイスもあり、JR中野駅から

中野ブロードウェイ商店街をぶらぶら歩き

中野セントラルパークという広い公園に出ました。都会の真ん中に、よくこんな広い公園ができたなと思っていたら

ここは昔、陸軍中野学校(スパイ技術やゲリラ戦術の教育機関)があり、戦後は警察大学校が設置された場所でした。警察大学校が移転した跡地なんですね。

さらに時代を遡って江戸時代には、5代将軍綱吉により、「中野犬屋敷」が設置されていたのです。

30万坪(約100ha)もの土地には、最盛期に30万頭の野犬などが収容され、その費用は江戸の商家や天領(幕府領)の農民たちの負担でまかなわれたそうです。色々な歴史が、この公園には刻まれているんですね。

日本で唯一の、気象神社

暑い中を30分ほど歩き、ようやく高円寺の気象神社に到着。日本で唯一、天気にまつわる神様が祀られている場所です。

気象神社らしく、リアルタイムの気象情報がお出迎え。現在の気温は33.9℃で、30分ほど歩くとさすがに暑い。今日のひとことには「昼過ぎ~夕方 天気急変に注意」とありましたが、夜の世界陸上では雨が降り、気温も下がったので少し当たったかもしれません。

ところで私たちのお目当ての気象神社は、高円寺氷川神社の末社の1つ。氷川神社は、五穀豊穣の神として、素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀っています。

境内脇の石碑。うまく読めないけど、日露戦争の時に出征して亡くなった、地元の人たちを顕彰しているのかな。

まず、本社の氷川神社に参拝してから、左手にある気象神社へ。

天気占いをイメージした下駄の形をした絵馬が、参道にびっしり架かっていました。

祭神は、天照大神が天岩戸に隠れた時、岩戸を開ける方法を考えて、再び太陽の光を取り戻した八意志兼命(やごころおもいかねのみこと)。どうか今日、雨に降られませんようにとお祈りしました。

元々は陸軍気象部の敷地内に建てられていました。気象も戦略や作戦に必要な要素ですね。

百葉箱があったり

安住紳一郎さんなど、有名人のサイン色紙がびっしり並ぶ社務所に驚きながら

御朱印を購入(500円)。しっかり祈ったおかげで、この日は傘をさすことはありませんでした。

とにかく暑いので神社のすぐ隣にある、雰囲気のいい「ぽえむ Mano A Mano Coffee」に入り

山ぶどうジュース(夫はアイスコーヒー)で生き返りました。

もっと気候のいい時期なら、商店街巡りなどゆっくり楽しめたかな。

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