伊良湖岬へのルート
2025年11月1日(土)、愛知県の伊良湖(いらご)岬や豊橋市を訪れる機会がありました。大阪方面から訪れる場合、豊橋市だけに行くなら、新幹線で行けばいいのですが(「ひかり」も停まる)、伊良湖岬を先に観光する場合は、新幹線で豊橋駅まで行くよりも、便利なルートがあったのです。
新幹線の場合は名古屋で名鉄に乗り換えて、知多半島先端部の河和(こうわ)駅で下車。そこから10分弱ほど歩いて河和港に行き、高速船で対岸の伊良湖港に行くルート。3時間31分で、10,730円です。乗船時間は55分。確かに知多半島経由の方が、距離も短そうだけど、船という選択肢は、なかなか思いつきません。
一方、大阪難波駅から近鉄特急で鳥羽駅まで行き、鳥羽駅から各駅停車に乗り換えて中之郷(なかのごう)駅で下車。
そこから徒歩3分の場所にある鳥羽港フェリー乗り場から伊勢湾フェリーに乗れば
新幹線よりも安く、便利に行けそう。フェリーの待ち時間も含めると、大阪難波駅から4時間10分。新幹線名古屋駅から知多半島経由で伊良湖岬へ行くよりも、40分遅くなりますが、料金は近鉄4,120円+フェリー1,980円=6,100円。新幹線よりも4,630円安いのです。私たちは断然コスパの良い、近鉄ルートを選びました。
割引きっぷと、地元の英雄九鬼義隆
私たちは、伊勢湾フェリーを利用するのはこれが初めて。
窓口で切符を購入しようとしたら、「鳥羽豊橋割引きっぷ」なるものを勧められました。私たちは伊良湖岬観光後、豊橋に向かうのですが、何と、豊橋までのバス代や電車代とフェリー運賃が合計3,000円になるのです。普通なら、1,670円はかかりそうな伊良湖岬から豊橋までの運賃と、フェリー代1,980円の合計より、650円安い!
豊橋までのバスや電車の時刻表もつけてくれました。ありがたい。
私たちは9:40くらいにフェリー乗り場に着いたのですが、次の便は10:40発。約1時間も待ち時間がありました。
その気になれば、鳥羽駅から鳥羽港までは十分歩ける距離だから、歩いても良かったかな(徒歩15分なので余裕で歩けます!)
閑だったので土産物屋を覗くと、インパクトのある「松阪牛霜降りタオル」「(同)霜降りクッション」を発見! 残念ですが、食べられません。
乗り場近くには、戦国時代に鳥羽城を根拠地として九鬼(くき)水軍を率いた、九鬼義隆のパネル。志摩国を統一したものの、隠居後に起きた関ケ原の戦いで西軍に味方(家督を継いだ息子は東軍)。九鬼家を守るために自害しました。
彼が根拠地とした鳥羽城は。鳥羽水族館の裏手の低い丘。ミキモト真珠島と鳥羽水族館しか知らなかった私たちでしたが、ここにも戦国の夢の跡。
現在鳥羽市では九鬼義隆の知名度向上のため、「九鬼プロジェクト」が始動したとか。九鬼義隆さん、来年の大河ドラマに出るかな?




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