名鉄で豊橋から知立へ!  難読地名と美味しい名物、そして古典で登場するあの名所

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三河と尾張の境界線はどこ?

2025年11月1日(土)、愛知県の伊良湖岬や豊橋市の「第30回 豊橋炎の祭典」を見学した私たちは、

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豊橋駅から今日の宿・東横イン名鉄知立駅前に向かいました。

豊橋に泊まることも考えたのですが、翌日の予定が、知多半島南端の沖に浮かぶ日間賀島(ひまかじま)観光なので、知多半島に行くのに便利そうな知立市のホテルに泊まったわけです。

豊橋との位置関係はこんな感じです。名鉄1本で行けるので便利でした。豊橋からはかなり西に進んだのですが、ここでふと気になったのが、知立って三河?それとも尾張?という、他県民ならではの疑問。

豊橋を訪れると決まった時に購入した漫画『だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!』(通称『だも豊』)によると、「尾張と三河には、昔から見えない溝がある」らしいのですが、一体知立はどっち? そしてどこが境界線なんだろう? と思って調べたところ、知立市は西三河地方に属することがわかりました。そして、尾張と三河の境界線は、その名も「境川」という川。ちなみに明日訪れる知多半島は尾張になるようです。

安藤広重の浮世絵で知った地名

知立市を訪れるのは私も夫も初めてです。初見で知立が「ちりゅう」と読めません。

宿泊した東横インの食堂に、この浮世絵が飾られていたのですが、この絵は以前、どこかの美術館で見て知っていました。安藤広重の『東海道五十三次』の池鯉鮒(ちりふ)宿。漢字がすごくインパクトがあったので覚えていたのですが、ちりふ=ちりゅう=知立なんですね。

この少し変わった地名の由来については、知立神社を建てた伊知理生命(いちりゅうのみこと)にちなむという説、知立神社の御手洗池にコイやフナが多数いたので「池鯉鮒」の名が付いたなど、諸説あるらしい。

ちなみに、ここの東横インの朝食は、充実していた方だったと思います。デザートのわらび餅も美味しかった!

大あんまきとかきつばた

前回豊橋市を訪れた時、私たちは藤田屋の「大あんまき」という和菓子の美味しさに一目ぼれしたのですが、それが知立名物でした。

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今回も大あんまきが食べたくて、豊橋駅で以前購入した店に行ったのですが、売り切れた後。夜のイベントが終わってからでは、やはり無理ですね。こうなったら知立で購入!と思ったのですが、知立本店は日間賀島観光の為立ち寄れず、知立駅店は、駅改装工事の為営業休止。結局名古屋駅で購入できました。

購入した大あんまきの箱をよく見ると(写真は前回岡崎で購入した時のもの)、杜若(かきつばた)の花と、和歌が1首添えられています。なんと、今年生誕1,200年目となる在原業平が、八橋の架かる場所で「かきつばた」の五文字を句の頭に入れて旅の心を詠んだ歌でした。『伊勢物語』の有名なシーンですね。

ということは、業平がこの歌を詠んだ八橋は、知立市にあったのかな?と調べてみると、無量寿寺がその場所なのだとか。現在も杜若の名勝地として有名らしいです。

今回は知立を出た後で気が付いたし、杜若の時期でもなかったけれど、杜若の咲く5月頃に、いつか無量壽寺を訪れてみたいなと思いました。

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