神戸でも暮らしていた小泉八雲
2025年の春、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』ゆかりの神戸市北区の淡河(おうご)城(豊臣秀長が苦戦した城)を訪れた私たちは。
神戸三宮に戻り、もう1つのドラマゆかりの地を目指しました。それが、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』主人公夫妻のモデルとなった小泉八雲・セツ夫妻が暮らした場所。
小泉八雲が住んでいた場所として、たいていの人が思い浮かべるのが、島根県松江市。熊本市や晩年を過ごした東京都も有名ですが(お墓は東京の雑司ヶ谷霊園にあり)、
実は第五高等中学校(現・熊本大学)を辞したラフカディオ・ハーン(当時はまだこの名前)は、神戸で新聞記者として生活を始めました。しかしやがて新聞社を退職し、作家として活動する道を選びます。
神戸で妻の小泉セツの戸籍に入る形で正式に国際結婚の手続きを行い、小泉家の戸主として「小泉八雲」と名乗ったハーンは、神戸で3度、家を借りて住みました。神戸に滞在したのは2年間。約3年過ごした熊本よりは短いのですが、1年3ヶ月しか過ごさなかった(寒さに耐えられなかったから「過ごせなかった」と書くべきか)松江より長いなんて、びっくりです。
小泉八雲第三の家跡地周辺へ
順番的には、第一の家から訪れる方がすっきりするのですが、大倉山の神戸文化ホールでの用事もあって、大倉山に近い第三の家跡から逆順で訪問することにしました。
三宮から少し離れた大倉山には、あまり行く機会がなかったのですが、神戸で講演を行った孫文の像や
有名なラーメン店の総本店があり
阪神淡路大震災で倒壊し、
今は門柱だけが残る(昔はレンガ造りロマネスク様式の名建築だったらしい)
「下山手カトリック教会跡」の前を通ったりしながら
宇治川公園に到着。実はここが、小泉八雲が神戸で最後に過ごした家の辺りだそうです。それにしても、途中に興味深い場所がたくさんあったのが予想外。神戸って、知られていない名所旧跡がたくさんありそうな気がします。
小泉八雲夫妻の長男・一雄の思い出の場所
小泉八雲一家は、1895(明治28)年末に、「神戸市中山手通7丁目番外16」に移り住みました。その2年前に熊本で誕生した夫妻の長男・一雄によると、「山手の異人館前を流れる宇治川で、ハーンと一緒に笹舟や玩具を流したりして遊んだ」とのこと。今は影も形もありませんが、昔は異人館がたくさん建っていたのでしょうか。
この時期に小泉八雲は、津波から村人を守った庄屋の話「A Living God(生き神様)」という短編(『稲むらの火』の原作)を執筆しています(発表はこの年末)。
宇治川は公園らしく整備されていますが、こんな感じの川だったら、幼い子供が笹舟や玩具を流したりして遊ぶこともできそうですね。
現在この公園は桜並木が有名のようで、グーグルマップにも記載されています。私たちが訪れたのも4月3日で、そろそろ桜の盛りという時期だったのですが、あいにくの雨と風。
、
晴れていれば、きっと花見の人たちで賑わっていただろうなと思いました。









コメントを残す