大河ドラマで学び直せる日本史 菊池源吾は流人?(『西郷どん』第18話)
『西郷どん』は、いよいよ今回から奄美大島編ですね。 奄美大島の人々のセリフには、字幕スーパーが付いていてびっくりしました。 でも、ちょっと肝心なところがドラマでは省略されていたような気もします。 土中の死骨 薩摩藩から匿…
『西郷どん』は、いよいよ今回から奄美大島編ですね。 奄美大島の人々のセリフには、字幕スーパーが付いていてびっくりしました。 でも、ちょっと肝心なところがドラマでは省略されていたような気もします。 土中の死骨 薩摩藩から匿…
鶴女房はお金が嫌い 木下順二の名作『夕鶴』は「鶴の恩返し」(鶴女房)の物語ですが、お金をめぐる鶴と人間の対立や葛藤の物語でもあります。 「つう」はお金が大嫌い。しかも、お金の話をする人間たちの言葉が理解できません。 でも…
『西郷どん』第17話のタイトルは、そのものずばり「西郷入水」。 西郷隆盛1人で入水したのではなく、清水寺の月照上人という僧侶と一緒に入水しました。 まず、この月照という人物から紹介しましょう。 筋金入りの勤皇僧・月照 月…
『西郷どん』第16話では先週の徳川家定の死、そして紀州藩主・徳川慶福(よしとみ=のちの徳川家茂)の将軍後継者決定に伴い、いよいよ大老・井伊直弼による一橋派の粛清が始まりました。 これが「安政の大獄」と呼ばれる事件です。 …
八条宮の生い立ち 当サイトで人気№1の桂離宮を造営したのは、安土桃山~江戸時代前期に活躍した、八条宮(はちじょうのみや)智仁(としひと)親王。 父は正親町(おおぎまち)天皇の皇太子(嫡男)ながら早世した誠仁(さねひと)親…
奇行で有名な徳川家定 このブログでは、篤姫について以前紹介しましたが、今日は彼女が嫁いだ徳川家定を紹介します。 前回(第14話)で篤姫の願いを聞き入れ、一橋慶喜を将軍後継者にした13代将軍・徳川家定。 家定は病弱で、30…
先日、前回も紹介した『西郷隆盛維新150年目の真実』の著者である、大阪経済大学客員教授の家近良樹先生の講演を聞く機会がありました。 その時お話しされていたのが、家近先生には徳川(一橋)慶喜に関する著書も多数おありなのに、…
篤姫輿入れ無事終了 『西郷どん』第13話では、安政の大地震の被害状況(震度6と推定される大地震)や、それに伴う篤姫の婚礼道具の作り直し(今まで2~3年かけて作っていたのを1年で作るのは大変なはず)、篤姫の輿入れなどが、割…
前回は、徳川家定の不幸な結婚生活や、島津斉彬や近衛家の利害が一致し、島津家の分家の姫君(島津斉彬のいとこ)である一子(かつこ)が、斉彬の目に留まったという話を紹介しました。 ちなみに彼女は、『西郷どん』のドラマでは於一(…
一筋縄ではいかなかった篤姫の輿入れ 以前このブログでも紹介しましたが、11代将軍の御台所(みだいどころ)、つまり正室は、島津家の出身の茂姫(広大院)でした。 ところが茂姫の場合は、婚約者が急遽将軍後継者に決定したため御台…