ストラスブールには、可愛いお店がたくさんありました。
木組みの家々と可愛い店先、看板もお洒落で、街歩きがとても楽しくなります。
お土産にふさわしい品も、たくさんありました。
幸せを運ぶコウノトリ
アルザス地方といえば、コウノトリです。
アルザス地方のコウノトリについては、以前、このブログでも紹介しましたが、ストラスブールでは市の鳥とされています。
ぬいぐるみを売っている店はあちこちにあり、テーブルクロスやマグカップ、置物など、関連グッズもとても充実しています。
実はコウノトリの絵が描かれた鍋つかみ(ミトンタイプ)が欲しくて、何軒か土産物屋を覗いてみたのですが、ヨーロッパ人の体格に合わせて製品化されているためか、ちょっと大きすぎて却って危ないと心配になり、結局買えませんでした。
もう少し小さいサイズ があればよかったのにな。
また、ストラスブールはシュークルートなどドイツ風の料理が有名ですが、スイーツショップもたくさんあります。
ショーウィンドーが華やかで、見ているだけで楽しめました。
ドイツ文化圏のお菓子 クグロフ
スイーツの中でよく見かけたのは、クグロフという、独特の形をしたお菓子です。
コルマールでもたくさん売られていました。
発酵させた生地にバターとレーズンを混ぜ込み、独特の形(斜めにうねりのある蛇の目形)をしたクグロフ型に入れ、焼き上げたお菓子がクグロフ。
食べる前に粉砂糖を振りかけるので、「お菓子」という分類になるのかも知れませんが、アルザス地方では、日曜日の朝に焼くパンという位置づけで、アルザス産の白ワインともよく合うそうです。
ドイツやスイス、オーストリアなどドイツ文化圏では一般的な食べ物なのだとか。
オーストリアでは、どの家庭でもクーゲルホップフ型があり、クーゲルホップフ型で焼いたパンは全てクーゲルホップフと呼ぶ。また、オーストリアのクリスマスには欠かせないものである。
大阪のたこ焼きみたいなソウルフードかも知れません。
ウィーンで生まれ育ったマリー・アントワネットも、このクグロフが大好物だったとか。
とても美味しそうだったので、コルマールでは買えませんでしたが、ストラスブール駅構内のパン屋で購入し、実家へのお土産にしました。
気に入ってくれたかな?
パン・デビスは香辛料の効いたパン
もう1つ有名なお菓子の「パン・デビス」は、フランス語の「香辛料を使ったパン」という言葉が、名前の由来になったとか。
小麦粉と多量の蜂蜜を混ぜ合わせて1カ月ほど冷暗所で寝かせ、熟成させた生地に香辛料や香草を混ぜて成形し、焼き上げたお菓子です。
イギリスではショウガの風味が好まれ、ジンジャーブレッドとして親しまれています。
10世紀の中国(宋)で兵士の保存食とされ、モンゴル、中東、十字軍経由でヨーロッパに紹介されたとか。
ヨーロッパ各地で食べられ、クッキーに近いもの(人や動物をかたどったものもある)とケーキに近いものがあります。
アルザス地方のパン・デビスはクッキーに近いタイプ。
クグロフもパン・デビスも、私は全く知らなかったのですが、娘はパン・デビスの有名店ミレイユ・オステルに興味があり、早速行ってみることに。
ストラスブール大聖堂の近くにあって観光にも便利だと、『地球の歩き方』にも書かれていました。
数々の受賞歴を誇るお店のようです。
行ってみると、店先と店内がとてもきれいでまず感動!
店員さんもとても親切で、丁寧に英語でも説明してくれました。
日本語のパンフレットもあって(『地球の歩き方』に掲載されると、日本人が多いようです)、感じのいいお店だなと思いました。
たくさんの種類がありましたが、試食もできて、納得して選べたので良かったです。
職場へのお土産用に購入してみましたが、おかげで好評でした。
基本は袋入りですが、大きなハート形とか人型クッキータイプもありました。
お土産としては購入しませんでしたが、おやつ感覚で購入してもよかったかなと、後で思いました。
折りたたみ方がとても素敵な、ストラスブールの地図をいただきました。
広げるとこんな感じ
とにかく、行ってみて損はないお店だと思いました。
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