リヨンはフランスで、パリに次ぐ第2位の人口を誇る街。
街の一部は「リヨン歴史地区」として、世界遺産にも認定されています。
街の見どころは、旧市街と新市街、そして再開発地域にもあるようでした。
リヨン旧市街
フルヴィエールの丘とソーヌ川に挟まれた一帯が、リヨン旧市街です。
サン・ジャン大聖堂(内部には入っていません)を中心に石畳の道が続き、15~17世紀の建物(イタリア・ルネサンス様式)が並んでいました。
驚いたのは、この大聖堂の裏手にもローマ時代の遺跡があったこと。
ガイドブックにも載っていませんでしたが、この大聖堂の前身となる建物だったのでしょうか。
せっかくの案内板に落書きがされていたのが残念。
旧市街では細い路地や昔ながらの看板を出した店が多く、歩いているだけで楽しくなります。
地図も見ないで、気の向くままに散歩してみました。
旧市街の建物自体は古いのですが、外壁の色が明るいためか、古びた暗い感じはしません。
古き良き時代の面影を残しているこの地区には、「ギニョール」と呼ばれる人形劇も伝わっています。
専用シアターもあるらしいのですが、街角で人形に出会えたのはラッキーでした。
ベルクール広場
昨夜のライトアップが美しかった広場です。
昼間のベルクール広場は、赤茶色の土がとても印象的でした(テニスコートみたいです)。
ルイ14世の騎馬像は昨夜見たのですが、この広場のソーヌ川方面に、サンテグジュペリと星の王子様の銅像があり、それは昨夜見つけられなかったので、探してみました。
広場の端ではなく、広場から道路を挟んだ向かい側にありました。
広場をいくら探して見つからないわけです。
ベルクール広場を中心とする、ソーヌ川とローヌ川にはさまれた地域が、新市街と呼ばれる街の中心になります。
ソーヌ川クルーズ
リヨン観光の最後は、ソーヌ川クルーズ。
ストラスブールの場合と違って、日本語のアナウンスはありませんでしたが、天気が良かったので景色は美しく、とても楽しめました。
外国人観光客のほとんどは日光浴感覚で平気で太陽光線を浴びていましたが、船上デッキはちょっと日差しが気になります。
朝ペルージュに行ったときは、曇っていて肌寒く感じましたが、天気がいいので暑くなり、半袖姿の人もたくさんいました。
川岸には美しい建物がたくさんありました。
これは旧市街の南端にある、青い尖塔が美しいサン・ジョルジュ教会。
印象に残ったのは、ソーヌ川とローヌ川の合流地点近くにあった、とても斬新な建物の数々。
オレンジ色のキューブは、まるで虫食いチーズのようです。
オレンジだけではなくて、緑色のキューブもありました。
「クリスタルの雪」と呼ばれるコンフリュアンス博物館。
この辺り(コンフリュアンス地区)はもともと工場地域だったようですが、今ではヨーロッパ最大級の都市再開発計画が進んでいるようです。
ソーヌ川とローヌ川の合流地点まで来ました。
川の色が全然違うという時期もあるようですが、この日はそんなに変わりませんでした。
合流地点を過ぎると、船は再び上流を目指します。
リヨンといえば、世界遺産に認定されている歴史地区のイメージがとても強かったのですが、近未来的な建物もたくさんあることがわかった、1時間のクルーズでした。
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