花蓮見どころ ワンタンの名店・戴記扁食と東大門夜市

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花蓮市の馨憶精緻民宿(しんいせいちみんしゅく)に宿泊した私達は、夕食をフロントで教えてもらったワンタンの名店で食べることにしました。

お薦めの店は2つあるのですが、足が向いたのは、中心部に近い戴記扁食という店でした。

総統が愛した扁食(ワンタン)

扁食とはワンタンのことで、台湾の対岸・福建省の屋台料理が起源とされています。

戴記扁食は、蒋介石の長男であり後継者であった蔣經國総統(1910~1988)が、花蓮を訪れるたびにいつも訪れていた店だそうです。

外見は庶民的で、台湾の最高権力者が行く店とはとても思えません。

メニューは65元のワンタンスープのみですが、大勢のお客でにぎわっていました。

壁にかかっている写真が、蔣經國総統がこの店を訪れた時(3代目店主時代)のものです。

しばらく待つと、ワンタンスープが運ばれてきました。

とてもいい香りだし、ワンタンの皮がつるつるで破れることもなく、まるで金魚のようです。

ワンタンの中にある肉もとても美味しい。

いつも日本で食べていたワンタンって、一体何だったんだろうと思いました。

スープの風味に一役買っていたのが、私の苦手な野菜、セロリです。

でもこのスープはとても美味しくて、セロリ独特のにおいが、全然気になりません。

こんな体験は初めてで、料理の力で、嫌いなものでも食べられるんだなと、心から実感しました。

スープにセロリと一緒に入っているのは、台湾エシャロットを揚げたもの(油葱酥)で、これも香ばしい香りでした。

鼎泰豊のランチと豆花で、今日は割と食べた方なのですが、このワンタンスープはきれいに完食。

総統が愛したワンタンスープは、やはり素晴らしい味でした。

なお、もう1つのお薦めワンタン店は「液香扁食」のご主人は、この店のご主人(姉)の弟だそうです。

どちらの店も、総統が愛した父親の味を守っているということでしょうか。

東大門夜市

中華圏や東南アジアでは、昼間の暑さを避けて、比較的快適な夜に人々が外出するため、夜市が発達したようです。

花蓮の東大門夜市は宿の近くで開催されているので、食事の後に行ってみました。

想像していたよりも規模がとても大きくて、たくさんの店がありました。

神社の縁日みたいで、屋台を見て回るだけでもとても楽しいです。

美味しそうな食べ物の屋台もあるのですが、もう食べられません。

原住民の伝統料理である、竹筒飯の屋台もありました。

日本ではイカが不漁だと、先週の浜坂(兵庫県北部)バスツアーで痛感したのですが、この屋台では、イカをたくさん見ることができました(不漁ではなさそう)。

イカは貴重品です!

花蓮では原住民の割合が約1割ほどだそうで、夜市では原住民の歌や踊りもステージで披露されていました。

夜市のゲートにも、アミ族らしき原住民の像がありました。

東大門夜市のフィナーレ 花火大会

宿に戻って寝る支度をしていた夜9時半に、ものすごく大きな、花火の音が響いてきました。

よほど外に出て見物しようかなとも思いましたが(窓からは見せません)、寝ようと思っていたところだし、3階の部屋からわざわざ降りていくのもカッコ悪いと思って、外には出ませんでした。

15~20分くらい音がしていたので、割と大きな花火大会だったようです。

花蓮の東大門夜市に行かれる方は、花火のことも、十分注意してくださいね。

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