朝の馨憶精緻(しんいせいち)民宿周辺
台湾旅行2日目の7月16日(日)、花蓮市の馨憶精緻民宿に宿泊した私達は、宿で教えてもらったおいしい朝食の店を探して、朝の散歩に出かけました。
懐かしいもの、面白いものがいろいろ目につきます。
理髪店のこの看板は、今はもう、日本では姿を消しつつあるのではないでしょうか。
エッフェル塔のようなアンテナも面白いです。
花蓮城隍廟と廟口紅茶
宿の前の道を曲がると、道教寺院を見つけました。
昨夜は暗かったし、反対方向に曲がったから気づかなかったのですが、とても立派な寺院です。
電柱で見えにくいですが、五重塔らしきものもありました。
花蓮城隍廟については、「花蓮城隍廟」(桃香のサイト)をご覧ください。
朝早かったため、参拝者は見かけませんでしたが、花蓮の土地神を祀る寺院だそうです。
この寺院の前に、小さな軽食の店があって、朝早くから大繁盛。
ガイドブックを見ると、宿で教えてもらった朝食の人気店の1つ、廟口紅茶だとわかりました。
名物は、冷やしたパイプから注がれる昔ながらの濃いめの紅茶と、台湾版マカロンの「小西點」だそうです。
この店も面白そうだけれど、もう少し様子を見ようということで、反対方向の大通り(昨日ワンタンを食べた戴記扁食方面)に行ってみました。
廟口紅茶についてもっと知りたい方は、「廟口紅茶」(台北ナビ)をご覧ください。
花蓮の中心部 中正路・中山路・中華路
昨日宿の奥様(台湾人)から、花蓮の中心は中正路・中山路・中華路という3つの大通りで囲まれた三角形であると教わりました。
その先端にある、白い「天使之翼」像。
ちなみに、台湾各地に「中正」や「中山」がつく地名がありますが、「中正」は中華民国の初代総統として有名な蒋介石の本名、「中山」は初代中華民国臨時大総統で、辛亥革命を成功させた孫文の号の1つです。
青い空、棕櫚の木と、南国ムード満喫です。
山がきれいに見えますね。
黒いソフトクリームの看板にびっくり。
日本ではまだ見たことがないのですが、竹炭味だそうで、「インスタ映えしそう!」との娘の感想。
飲食店はもちろん、多くの店やコンビニ、銀行ATMもあって(コンビニにもATMはありますが、手数料がかなりかかります)、とても便利な一画でした。
昨日花蓮駅でお世話になった、公衆電話もありました。
いざという時、携帯やスマホが使えない海外旅行者は、公衆電話があるととても助かりますね。
公正包子店
中山路を歩いていると、長い行列ができている店を偶然見つけました。
公正包子店という、宿で教えてもらったお薦めの朝食店の1つです。
時間のことも考えて、この店で朝食を購入することに決定。
テイクアウトの行列と、店内で食べる行列に分かれているようですが、時間も気になるので(9時から宿のご主人主催の1日ツアーがあります)、テイクアウトの方に並ぶことにしました。
でもテイクアウトの方が行列が長い‥‥。
メニューの「蒸飯」が何かわからなかったのですが、娘が店員さんに尋ねると、餃子の事だそうです。
厨房では、昔ながらの手作り製法で、小籠包がどんどん作られています。
どれくらいの分量を購入すればいいかもわからず、とりあえず餃子1つ(30元)と、小籠包10個(1つ5元なので50元)、合計80元分購入。
これで朝食はばっちりです。
慈天宮
宿に帰って早く食べよう!と帰りを急いでいると、またまた立派な道教寺院が見えてきました。
ここはガイドブックにも載っていない寺院で、グーグルマップによると「慈天宮」のようでした。
道教寺院らしい鮮やかな装飾が青空に映えて、とても美しかったです。
自動車の窓ガラスに映った建物も、幻想的。
媽祖(まそ 天上聖母)と呼ばれる、航海の安全をつかさどる女神が主神のようです。
詳しくは「花蓮慈天宮」(桃香のサイト)をご覧ください。
参拝者もおられたのですが、私は写真を撮るのに忙しくて、参拝する時間がなくなってしまいました。
ボリューム満点!公正包子店の小籠包
宿に帰って、ワクワクしながら、公正包子店の小籠包と蒸飯(餃子)を3人で食べました。
特徴的なのが小籠包で、肉まんに似ていて、皮が厚めなのです。
これを、ニンニク風味が効いたたれにつけて(宿のコップを借りました)食べるのですが、本当においしい!
1個がかなり食べごたえがあって、ボリュームもあって、朝からもう、お腹がいっぱいになりました。
これが1個20円なので大感激。
昨日、鼎泰豊で食べた、薄い皮でスープたっぷりのタイプは「小籠湯包」で、公正包子店の小籠包は、スープがないタイプの「小籠包(包子=中華まん)」。
日本では、小籠包といえばすべてスープたっぷりの「小籠湯包」というイメージでしたが、肉まんタイプがあったとは知りませんでした。
中華料理の奥の深さを、また1つ、知ることができました。
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