台風前夜の江の島中津宮から奥津宮へ あのヨットハーバーが大被害に 

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女神さまを祀る神社は華やか

美しい弁天様の参拝を終えた私達は、中津宮を目指します。

絵馬もピンク色で、宗像(むなかた)三女神を祀る神社らしい華やかさ。

この地図は、弁天様が持つ琵琶をかたどっているのかな?

これが中津宮で、市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)を祀っています。

この女神は天孫降臨の際、邇邇芸命(ににぎのみこと)に付き従い、立派に養育したため、子守の神様、子供の守護神とされているそうです。

神仏習合の時代には、弁財天に比定されて同じ神とされたとか。

あのヨットハーバーは今・・

歩いていると、とても見晴らしのいい場所に出ました。

天気がもっと良ければよかったのに、と思いながら写真を撮っていたのですが、翌日の台風21号接近で、このヨットハーバーやヨットハウスが被害に遭ってしまったのでした。

台風に殺される」地元悲鳴…21号“爪痕”残る江の島 ヨットクラブに電話殺到「おたくで五輪ができるのか」(夕刊フジ zakzakサイトより)

少しでも早く復旧できるよう、願うばかりです。

山二つ

この面白い名前の場所は、江の島の山が2つに分かれているように見えることからつけられました。

この地図からも、ヒョウタンのようにくびれた地形があるのがわかりますね。

巨大な断層線に沿って浸食が南北両方向から進み、東山と西山の接点になりました。

2つの山の間から相模湾が見える独特の光景もいいのですが、ホテル跡らしき廃墟の方が印象的(というか気になります)。

せっかくの風光明媚な土地なのだから、何とかできないものでしょうか。

江の島の地域猫

世を挙げての猫ブームは続いているのか、江の島にも猫をデザインした土産物がありました。

江の島みやげにピッタリ!猫のパッケージが可愛すぎる「湘南 江ノ猫(えのねこ)クッキー」(antenna*サイトより)

どうせよくある猫ブームに便乗した土産物だと思っていたら、江の島では1980年代から捨て猫が急増し、猫好きの人たちが訪れているそうです。

ほとんどの猫は人を恐れないようで、私達も、悠然とたたずむ猫を見かけました。

江の島の地域猫のことを知ったのは、帰宅してから。この時はてっきり土産物屋の飼い猫(看板猫)だと思っていました。

とても大きくて、丸々としていて、全然人を恐れません。

現在捨て猫がこれ以上増えないように、避妊手術などをして、野良猫から地域猫にする取り組みが進められているそうです。

猫の楽園のように思っていたら、

江ノ島から猫が消えた!遠隔操作事件後に起こった異変とは?(ネコホスピタルのサイトより)

という衝撃的な記事があり、誘拐される地域猫がいると知って驚きました。

猫も人間も楽しく暮らせる江の島であってほしいです。

中村屋羊羹店

この地域猫がいる辺りは、風情ある土産物屋もありました。

その中でも一番印象に残ったのが「山二つ」にある中村屋羊羹店

1902(明治35)年創業というから、日露戦争よりも古く、今年で創業115周年。

羊羹も美味しそうですが、私達が通りかかったときは、ほかほかと湯気を上げている「古代 女夫饅頭」というお菓子がとても美味しそうでした。

食べ歩きも可能で、1個110円です。

「湘南海の王子」発見!

そして、とある土産物店に1枚の貼り紙があるのを見つけたのです。

「湘南江の島 海の女王&海の王子コンテスト出場者募集!」と書いてありました。

よく見ると、小さく2015年と書いてあったのですが、これってあの、秋篠宮家の長女・眞子さまと婚約された小室圭さんも選ばれたという海の王子さま?!

帰国後調べてみると、「湘南江の島 海の女王&海の王子」は藤沢市観光協会主催のコンテストで、小室圭さんは2010年度の海の女王&海の王子コンテストで選ばれました。

その時の写真もありました。

この海の女王&海の王子コンテストからは、日本テレビの辻岡義堂さんなど、アナウンサーとして芸能界に進出された人もいるそうです。

奥津宮到着!

さて、さすが「山二つ」というだけあって、階段を下りた後、また階段を上るという羽目に。

せっかくエスカーに乗って楽をしたと思ったのに、まだ山登りがあったとは。

そんな弱音を吐きながらも、地域猫たちに癒されながら、雨の道を歩きます。

やがて見えてきたのが、この石の鳥居。

これに似たものを、源頼朝が寄進したと言われていますが、どこにあったのかな。

そしてさらに進むと、奥津宮。

多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)が祭神ですが、この神は海上の霧を現しているとも、水が激しく流れる「滾(たぎ)り」の意ともいわれています。

これまで参拝した辺津宮(へつみや)や中津宮に比べると質素な感じですが、参拝客が熱心に祈りを捧げていました。

時間の都合でじっくり見ることはできなかったのですが「亀石」という変わった石もありました。

玄武岩の柱状節理の断面が磨かれて、亀甲紋が現れた石のようです。

この近くにある龍宮大神(わだつみのみや)は、1994(平成6)年に篤志家により新しく祀られたものだそうです。

龍がなかなかの迫力で、少し怖かったけれど近くまで行って参拝しました。

次回は、江の島参詣の最終目的地である岩屋をご案内します。お楽しみに。

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