初めて見た北京の青空
北京というと、大気汚染というイメージがありました。
以前乗り継ぎで利用したときも、空港ターミナルの窓から見た北京の空は、青空というより、晴れているのに空が白くて、何かスモッグがかかっているように思えたものです。
ところが今回、関空から北京に到着したCA162便のタラップから地上に降りてみると、とても素晴らしい青空が待っていました。
期待していなかったので、大喜び。
やはり旅の印象って、天気にも左右されますね。
11月は北京の降水量は少ないようで、ありがたいことに滞在中は本当にいいお天気でした。
第3ターミナルの屋根は故宮の色
CA162便が到着したのは、北京首都国際空港の第3ターミナル。
建物が、まるで故宮(写真やテレビでしか見たことがないけれど)をイメージさせる外観です。
皇帝の宮殿しか許されない黄色の屋根瓦を見ると、「中華の国」に来たという実感がわいてきました。
内部もとにかく広い!世界最大級のターミナルというのもうなずけます。
ターミナルビルはなかなか素敵なデザイン(設計はイギリスの建築家、ノーマン・フォスターによるもの)で、北京オリンピックの年(2008年)に開港したのだとか。
広くて明るくて近代的な建物でした。
入国審査は予想通り、かなりの人!
入国審査では中国人と外国人とに分かれて並びますが、外国人もかなりの数。
ここで機内で配布され記入した出入国カードが切り離され、出国カードだけがパスポートに挟まれて返却されます。
「出国カードをなくしたらどうしよう」と思っていたら、案の定、帰りに娘がなくしていることに気づきました。
でも出国カード、入国カードとも、切り離した状態で出入国審査の場所に置かれているので、心配しなくても大丈夫です。
乗りごたえのある無人シャトル
3階での入国審査が終わると2階に降り、無人シャトル(APM)に乗って、3E駅(到着ターミナル)から3C駅(到着フロア)駅に移動します。
途中、3D駅というのがあって、危うく下車しそうになりました。
とにかく、乗車時間が長いのです。
5~7分と書いてあったので、いつも通勤で使う私鉄の1駅間よりも、断然駅と駅の間が長い。
関東のJR1駅分くらいは余裕であるように思えました(空港内なのに)。
思わずよろめいてしまうカーブなどもあり、神戸のポートライナーのように、先頭車両に乗ってみるときっと面白いのではないかなと思いました。
税関の通り方がわからない!
最後の関門の税関ですが、これには少々困りました。
すべて機械化されており、どうやって通過すればいいのかわからなかったのです。
見よう見まねで他の人のやっている通りにしてみたけれど、なかなかうまくいかない(パスポートの向きが違っていた?)
少し離れたところにいた中国人のスタッフに尋ねてみても、お互い語学力が乏しく、英語でのコミュニケーションができませんでした。
再度気を取り直し、パスポートの向きを変えてやってみたら、無事に通過です。
これで全ての関門クリアかと思っていたら、最後にすべての荷物をもう一度X線にかけるというのです。
念の入ったことですが、飛行機に乗るときにさんざんチェックされていたのに、どこで危険物を入れる余地があるというのでしょう?
それとも、外国(たとえば日本の関空)で行った保安検査では不安なのかな?(確かに関空では、スーツケースの中身までX線にかけないと思う)
見られて困る荷物は特にないのですが、中国は聞きしに勝る監視社会のようです。
スタバに気を取られ、九龍壁を見逃す
やっと到着ロビーに出ることができ、早く到着していた娘とも合流!
出口の近くにスターバックスがあり、休憩も兼ねて(やはり緊張します)これからの計画を練ることになりました。
ミーティングは有意義だったのですが、後で面白いものを見逃してしまったことに気づきました。
それが「九龍壁」と呼ばれる待ち合わせポイント。
9匹の龍が描かれた長い壁なのですが、今回故宮でも「九龍壁」があったのに、見落としてしまいました。
よくよく「九龍壁」に縁がなかったけれど、これはまた北京に来て、九龍壁を見なさいという龍のご意思なのでしょう。
皆さんも、見落とさないよう(特に初めて到着した時には、行先表示の看板ばかり見てしまいがちになりますが)、九龍壁には注目してくださいね。
コメントを残す