北京の交通系ICカードはとても便利!
北京の地下鉄には通常の1回券の他、交通系IC カードであるスマートカード(一卡通)があり、これがとても便利でした。
日本のSuicaやICOCAなどと同様、いやそれ以上の便利さかもしれません。
バスは通常の5割引になる等大変お得なカードです。
先着していた娘が、北京南駅で購入してくれました。
空港から北京市内へ
地下鉄機場線で北京市内へ向かいました。
北京オリンピックに合わせて2008年に開通したそうで、大きな屋根の骨組みが印象的です。
素晴らしい幾何学模様にも驚かされましたが、もっと驚いたのは、地下鉄なのに手荷物検査があったこと。
夫の手荷物の中にあった水のペットボトルも、何が気になるのか念入りに調べられている間に、停車していた地下鉄は発車してしまい、1本乗り遅れてしまいました。
2008年の北京オリンピックを機に、テロ事件の防止として北京の地下鉄の各駅ではセキュリティーチェックを導入し、乗客の手荷物を検査するようになったそうです。
今やこのシステムは中国のほとんどの都市に広がっているのだとか。
ペットボトルのドリンクや水筒をカバンには入れないで、手で持ってX線検査装置を通ったほうがいいそうです。
また各種スプレー(シェービングフォームやヘアスプレー)も引っかかるそうで、スプレーを捨てるか地下鉄をあきらめるかの二者択一を迫られるそうです。
3日間、地下鉄に乗るたびに手荷物検査があり、それがとても苦痛でした。
とても混雑する地下鉄
地下鉄機場線は特に混雑することもなく、座って車窓の景色を楽しむことができました。
快適な車内だったし、北京の(予想以上の)青空と、予想以上にたくさんある木々に感動。
でも他の地下鉄路線に乗り換えると、途端にものすごい混雑に襲われます。
北京の人口(2,150万人)の底力を実感した瞬間でした。
乗車できない人々で溢れるホーム、交通整理よろしく、監視台に建つ駅員さん、常に車内のドア近くに立っていた謎の制服係員(トラブル防止&監視要員?)など、日本の地下鉄よりもすごいんじゃないかというラッシュ状態でした。
これは3日の夕食後、地下鉄前門駅ホームで見た光景です。監視台の駅員さんに驚きました。
地下鉄の車内で面白かったこと
普段地下鉄に乗る用事もないので、東京や大阪などでも行われているのに見過ごしているだけかもしれません。
北京の地下鉄では、時折、走行中の地下の空間に、コマーシャル動画が再生されるのです。
こんな光景は、初めて見ました。
ごく限られたポイントでの再生だったようですが、突然始まった動画再生にびっくり!
中国人は商売熱心だとは聞いていましたが、ここまでやるとは恐るべし。
また、巻かれた針金をむき出しのまま手に持っている(何に使うんだろう?と気になりました)人や、荷物を満載した特大のビニール製バッグをいくつも持つ、行商人らしき人々などもいました。
地下鉄の駅構内で気になったこと
北京の地下鉄は路線もたくさんあり、とても便利なのですが、駅構内が広くて連絡通路が長く、乗り継ぎは少し大変でした。
エレベーターやエスカレーターが完備していない駅もありました。
バリアフリーはまだまだなのかな。
地下鉄構内の通路を歩いていると、いろいろな広告が目につきます。
猫好きの私が気になったのが、この広告。
よく見かけたのですが、広告の文字を見ると「天猫」と書いてありました。
「天猫」って何だろう? 猫と関係あるのかな?
帰国後調べてみると、中国最大のインターネットショッピング・モールとして有名な、アリババグループの「T-mall(天猫)」でした。
天猫(Tmall)は日本で言えば楽天に相当するもので、法人のアカウントでしか開店できない上、保証金や年会費を取られます。
その上審査がしっかりしており、偽物が少ないということで、中国では重宝なECサイトとして高い存在感とシェアを誇っているのだとか。
黒猫が、目と耳だけ出しているアイコンがとても可愛いのですが、良質なサイトということでよかったです。
思わぬところで「猫」に出逢えた旅でした。
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