HISで秋色の京都満喫日帰りバスツアー5 天龍寺の庭園拝観 夢窓疎石が造った名園とは

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HISバスツアー【梅田発】秋色の京都へ♪「嵐山・もみじ屋形船」「源光庵・悟りの窓」 夜の彩り!「高台寺ライトアップ&マッピング」で嵐山を屋形船から観光した私達は、次に徒歩で嵐山を散策することにしました。

天龍寺への道で見た、隠れた名所の数々

屋形船の乗り場がある大堰川(おおいがわ)の岸辺から、私達は天龍寺方面を目指しました。

まず目についたのが、屋形船の船頭さんが教えてくださった高級ホテル翠嵐(すいらん)。

近くでみかけたヤマト運輸の車も、嵐山らしいラッピングでした。観光客のスーツケースを運んでいるのかな?

この辺りは、光源氏の大堰山荘があったとされる場所。古典の授業で読んだ(読まされた)『松風』の巻が懐かしいです。

ちなみにこの壁は、「らんざん」という宿泊施設の壁だそうです。

さらに歩くと何やら人だかり。

紅葉の名所宝厳院(ほうごんいん)です。

興味はあったのですが、天龍寺の庭園を拝観することになっていたので、今回はパス。

でも壁越しに、見事な紅葉を見ることができました。

宝厳院の前には、嵐山羅漢があります。

いきなりたくさんの石像が出現して、びっくりしました。

宝厳院の呼び掛けで、日本各地の個人や企業がそれぞれ思いを石仏に託して奉納したものだそうで、神戸の震災の追悼の気持ちも込められているとか。

追加申し込みも、随時受け付けておられるそうです。

なかなか面白い名所でした。

天竜寺の庭園拝観 トイレ利用の際の注意事項

やっと天龍寺に到着です。

HISツアーの集合時間が16:45なので、それまでにバス車内に戻らなければなりません。

以前も天龍寺は拝観したことがあるので、今回は時間が心配だし、庭園だけ拝観することにしました。

「庭園参拝受付」と「本堂参拝受付」は、場所も料金も違うので注意してください(庭園のみの拝観は、大人500円)。

拝観コースはまず大方丈の横を通り、北門を目指します。

庭園は広いので、とても見ごたえがありました。

驚いたのがトイレで、「個室にトイレットペーパーはありません」と貼り紙があちこちにしてありました。

トイレの前に自動販売機があり、100円のポケットティッシュが売られていますが、最近日本ではトイレにトイレットペーパーがついているのが当たり前になりつつあると勝手に思っていたのです(中国もトイレットペーパーはありませんでした)。

どうだんつつじの紅葉も美しい

天龍寺の庭園は、曹源池(そうげんち)という池を中央に配した写真(下)がよく知られています。

でも拝観の順序は、まず池の周囲の築山を巡るコースから。

夕闇が迫りつつあり薄暗くなっているせいか、晴れた時に見た源光庵の紅葉よりは全体的に地味でしたが、時折ハッとするほど鮮やかな木々もありました。

苔の緑が美しく、案内板を見ると「枝艶苔(えだつやごけ)」と書かれています。

色々な木々があり、楓だけでなく満天星(どうだん)つつじ(案内板には「灯台躑躅(どうだんつつじ)」)の紅葉もとても美しかったです。

庭園の密かな名所? 平和観音と愛の泉

まるで「トレビの泉」のようだった「平和観音と愛の泉」には驚きました。いつできたのかな?

地下80メートルから沸き上がる霊泉は、飲む事も出来るそう。

3匹のカエルの前にはお皿があって、そこをめがけてお金を投げ、見事入ると、幸せになれるそうです。

沈んでいるコインの数を見る限り、かなりの人が挑戦しているようです。

私は運動音痴なのでお金を投げるのはやめて、観音様を拝むことにしました。

後醍醐天皇の冥福を祈る

天龍寺とは、吉野で亡くなった後醍醐天皇の冥福を弔うために、足利尊氏が臨済宗の名僧・夢窓疎石(むそうそせき)を開山として創建した寺院です。

多宝殿は昭和(戦前)に建てられましたが、鎌倉時代ごろの建築様式を用い、後醍醐天皇の木像を安置しているとのことでした。

昔はここに、嵯峨天皇の皇后で絶世の美女と謳われた檀林(だんりん)皇后=橘嘉智子(かちこ)が創建した檀林寺があり、のちに御嵯峨上皇の仙洞御所が建てられ、後醍醐天皇は幼少時代をここで過ごしたと言われます。

杉本苑子さんの『檀林皇后私譜』という歴史小説を読んだことを思い出し、とても懐かしくなりました。

また読みたいな。

やっと対面!曹源池

なかなか庭園の中心である曹源池にたどり着けず、道を間違えたかなと思う頃、やっと池が見えてきました。

約700年前の夢窓疎石作庭当時の面影をとどめており、わが国最初の史跡・特別名勝に指定されたとか。

曹源池中央正面には2枚の巨岩を立て、龍門の滝としています。

「鯉の滝登り」を表現している鯉魚石もありますが、通常の鯉魚石が滝の下に置かれているのに対し、この石は滝の流れの横に置かれており、龍と化す途中の姿を現す珍しい姿をしているそうです。

でも、どれがどの石なのかよくわからない! もっと勉強して、また見に来ます!

屋形船で食べられなかったみたらし団子

天龍寺庭園拝観を終え、一路集合地点のレストラン嵐山駐車場を目指します。

天龍寺から嵐電嵐山駅を通り、渡月橋に出る道は歩行者天国状態で、気になるお店もいっぱい!

猫&フクロウカフェができていたのには驚きました。

猫カフェに行く時間はないけれど、少しお腹が空いたので、駐車場近くの店でみたらし団子を買いました。

あの大堰川屋形船の中で食べられなかったので心残りだったのですが、ここでめでたく食べることができました。

他のツアー参加者も時間厳守で集合したので、予定時間よりも2分早く、最後の目的地へ向け出発です。

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