故宮と紫禁城
北京旅行最終日、11月5日(日)に憧れの故宮に行ってきました。
故宮とは「古い宮殿、昔の宮殿」という意味で、かつては紫禁城と呼ばれていました。
中国では天帝である北極星を皇帝になぞらえますが、その北極星は「紫微星(しびせい)」と呼ばれます。
そして、庶民などが自由に入るのを禁じられた城が「禁城」で、この2つを合わせたものが「紫禁城」です。
天安門広場の約1.5倍、東京ドーム15個がすっぽり入ってしまうという、世界最大の宮殿にして世界最大の木造建築群の中を覗いてみました。
まずは天安門をくぐります。
天安門をくぐると、故宮の正門である午門が見えました。
チケットの買い方
『地球の歩き方北京2017~18』によると、故宮には1日8万人までの入場制限があるそうです。
2017年10月10日からは、現場の窓口でのチケット販売が中止され、すべてをネット販売に切り替えることとなりました。
その情報が、『地球の歩き方』公式サイトに更新・訂正情報として大きく紹介されていることに、帰国後気づきました。
故宮博物院 外国人のチケット購入方法(2017.10.10~)
そこに紹介されているように、故宮ウエブサイトでの決済には、中国国内の銀行口座が必要で、大多数の外国人観光客はネットでチケットを購入することができません。
決済手段のない外国人は、午門手前向かって右側に設置された「総合服務窓口」にて、入場料を支払うことができます。
※当日券のみの販売。予約不可(入場上限8万人/日に達している場合、販売されない可能性があります)
※パスポート必須
私達は全然そんな情報も知らず、とにかく外国人(中国人団体客ではなく)が行く方向に進んで、運よく午門右側の窓口を見つけることができました。
この右側の壁の辺りに窓口があります。外国人の個人客らしき人たちがいるはずです。
午門の手前左側には、中国人団体客が並んでいる列もありますが、そちらではありません。
右側の窓口で並び、何とか娘が英語でやりとりして購入できたのがこのチケット(クレジットカード不可。厳禁払いのみ)。
年齢を申告したわけでもないのに、パスポートから生年月日がわかったため、夫はシニア料金が適用(IDカード持参の60歳以上が対象)され、私達の料金(冬料金なので1人40元)の半額でした(合計100元)。
チケットにはQRコードが印刷され、これを午門正面の窓口で見せると、通してくれました。
他の観光地のきれいなチケットに比べると、味もそっけもないのですが、まぁとりあえず入場できてよかった。
なお、故宮へは南側の午門からしか入場できず、故宮北側の神武門が出口専用になっています。
そのため、故宮南側の天安門広場と一緒に観光する場合は、先に天安門広場から観光して、北側へどんどん進んでいけばいいでしょう。
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