2018年8月8日~14日に、シベリア旅行に行きました。
イルクーツクに3泊してバイカル湖やイルクーツク市内を見学、そのあと深夜便でハバロフスクに移動、市内見学の後シベリア鉄道に乗車。1泊してウラジオストクへ移動。ウラジオストクで1泊し、市内見学をして帰国というスケジュールです。
服装 絶対長袖は必要です
以前、モスクワやサンクトペテルブルグを訪れた時も思ったのですが、8月といえども絶対長袖は必要です。
晴れているととても暑くなりますが(気温は28度くらい)、曇りや雨になると、途端に風が冷たくなります。
今回の旅行で一番寒かったのが、雨の中、バイカル湖を船で移動した時です。
日差しがないと、気温はたちまち20度を下回ります。晴れていても、最低気温は14度ほどです(3月くらいの気温)。
1日の中でも寒暖差が激しいため、下に夏物のTシャツ、その上に長袖を羽織り、荷物の中には常に防寒着が入っていました。
防寒着としては薄手のナイロンパーカーが、空港や機内、肌寒いシベリアで大活躍。
スカーフやストールなど、首に巻けるものも、防寒対策として有効でした。
私は寒さに弱いので、フリースのパーカーもあればよかったなと思っています。
シベリア鉄道には、寝られる服で乗ろう
シベリア旅行の楽しみとして、シベリア鉄道体験を考えておられる方も多いでしょう。
シベリア鉄道で1泊以上する場合は、少し注意が必要です。
多くの方が乗るであろう二等寝台車は、日本の寝台車のようにベッドに仕切りカーテンがなく、4人一組のコンパートメントが並んでいます。
着替えるためには、他の3人に頼んでコンパートメントの外に出てもらい、ドアを閉めて着替える必要があります。面倒なので、1泊くらいなら、最初から寝られる服装で乗り込むのがいいでしょう。
夏の場合、発車する前はエアコンも効いていません。少し暑かったです。
なお、シベリア鉄道に限らず外国の長距離列車は、ホームとの段差が大きいので注意してください。
重いスーツケースの上げ下ろしが、結構大変です。
シベリアには履き慣れた靴で
夏の旅行はよほどのことがない限り、裸足にサンダルで移動していた私ですが、今回のシベリア旅行には、サンダルとスニーカーを用意しました。
結果的にはこれが大正解。
バイカル湖畔を散策するだけでなく、展望台に行くためには山も登らないといけなかったし、ハバロフスクやウラジオストクは坂道が多かったし、シベリアの町ではどこでもよく歩きました(旅行のスタイルにもよります)。
今回4人で旅行しましたが、2人が靴擦れになりました。絆創膏のお世話になりました。
帽子・日傘の人は目立つ
猛暑の日本にいると、日常的に日傘をさしたり帽子をかぶったりしがちですが、どんなに強い日差しが出ても、ロシア人は帽子や日傘を使いません。
帽子や日傘はいかにも「アジア人観光客です」と宣伝している感じがして、防犯上も気になるので、使いませんでした。
その分日焼け止めを大量に使い、サングラスも使用しました。
冬の厳しいロシアでは、みな太陽が大好きみたいで、できるだけ日焼けするよう、ノースリーブ、ミニスカート、ショートパンツ姿の女性をよく見かけました。
全然日本と違いますね。
あの日本の強い日差しを、もっとロシアに分けてあげたいと痛感しました。
街歩きだけなら、虫刺されの薬は不要?
『地球の歩き方』によると、夏のシベリアには虫が多く、虫よけや虫刺されの薬があるといいと書かれていました。
確かにハバロフスクを歩いていると、公園でコバエが多いなと感じることもありました。
でも運がよかったのか、私たちは虫に刺されることはありませんでした。
これもホテルの立地などに影響されるかもしれません。
郊外のダーチャと呼ばれる別荘に行く際には、虫よけや虫刺されの薬は、絶対必要だと思います。
カップ麺やコーヒーセット
ロシアでは、ホテルや列車内でお湯をサービスしてくれるところが多いです。
今回利用したホテルや鉄道でも、お湯のサービスがありました。
シベリア湖畔鉄道では、たくさんの中国人団体観光客が、カップ麺を食べていました。
私たちはホテルでカップ麺を食べたり、コーヒーや紅茶をいただいたりしました。
シベリア湖畔鉄道には食事付きのプランもあるし、シベリア鉄道には食堂車もついていますが、安く済ませたい方はカップ麺などもいかがでしょうか。
8月のウラジオストクは雨が多い 防水対策注意!
天気には晴れと雨(冬なら雪)と曇りの3種類しかないのはわかっているのですが、やはり旅行中には、できるだけいいお天気であってほしいもの。
でも残念なことに、ハバロフスクやウラジオストクは、1年のうち8月が、一番降水量が多い=雨が多い時期でした。
今回の旅行では、ウラジオストクが2日とも雨。特にシベリア鉄道で到着したときには、警報並みのものすごい豪雨で、着ていたものもリュックもスーツケースもすべてびしょ濡れになってしまったのです。
特に驚いたのは、スーツケースの中まで濡れてしまったこと。
今度から、衣類や本などは種類ごとに分けて、ビニール袋に入れようと思います。
ウラジオストクのホテルでチェックインした後、必死で本にドライヤーを当てました、
リュックも旅行前に、しっかり防水スプレーをかけるなど、対策すればよかったな。
荷物は少なくしたいけど
旅行に持っていく荷物が少ないほど、移動は楽だとわかっているのです。
でも大きなスーツケースがあると、ついつい用心して、あれもこれも、持って行ってしまいがち。私たちの場合は、水やお茶のペットボトルや食料品、各種の薬、本も数冊持っていきます。
スマホやデジカメの充電セット、いざという場合のモバイルバッテリー(特に今回は、機中泊と車中泊が2日連続だったので、モバイルバッテリーを2つ持参)、モバイルWiFiは機内持ち込みリュック(街歩きにも使用)に入れたのですが、これが意外と重かった。
旅行に行ってみると、水はホテルでペットボトルがもらえ、モバイルバッテリーは1つで充分。本も期待したほど読めませんでした。
旅行の荷物を減らすことは、不便を覚悟でシンプルに暮らすこと。
とてもあこがれるのですが、なかなかその境地に到達できていません。
まずは普段の通勤バッグの中身から、考えていかなければならないかな。
次回の旅行では、もう少し荷物を少なくできるよう、荷造りを工夫したいです。
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