バイカル湖を一望できる展望台 博物館から徒歩とリフトで絶景ポイントへ!

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夫がどうしても行きたかった展望台

『地球の歩き方』によると、リストヴャンカには、バイカル湖を一望できる展望台があるようです。

ただ、そこへ行く情報が詳しくなくて「ホテルバイカルの北にリフト乗り場がある」としか書かれていませんでした。

イルクーツクからのバスの終点となるバスターミナルの向かいにある観光案内所で、娘が詳しい行き方について尋ねてくれました。

イルクーツクからバイカル湖畔の村リストヴァンカへバスの旅

2018年8月18日

そこでもらった地図によると、展望台の場所はここ。

展望台の場所はどこ?

帰国後グーグルマップで探してみると、「展望台」という場所はありません、

でも似たような場所を必死で探すと、「チェルスキー岩」というポイントがありました。

もらった地図のキリル文字はわからないので、英語を確認すると、Viewpointの左側にChesky Kamenとあります。グーグルマップでは、ここが展望台なのです。

そこまでは大体5kmあるらしく、歩いたら1時間以上はかかりそう。

展望台への道1 バイカル湖博物館の裏山を登る

イルクーツク行きのバスに乗って「博物館」で降り、そこから山を登っていけばいいと、観光案内所の女性に教えてもらいました。こんなことなら、終点まで乗るんじゃなかった!

バスターミナルから博物館までは、1人20ルーブル。日本円でわずか36円ほどです。ロシアはぜいたく品以外の食料品や交通費がとても安いなと思いました。

博物館でバスから降り、あとはとにかくひたすら登ります。

途中で道がわからなくなりかけましたが、「リフト乗り場がある」という記述を信じて、それらしい看板を見つけてはそちらのほうに行くというやり方で、何とかリフト乗り場までたどり着きました。かなり距離がありました。

何も建物がなくて、不安になるときもある道でしたが、リフト織場に近づくと建物も見えてくるので一安心。

リフト乗り場はこんな感じでした。

帰国後、グーグルマップを見たり、先人の旅行記を読んでいると、「アラベスカ」というホテルが目印になるようです。

展望台への道2 ホテルバイカルの裏山からリフト

また、『地球の歩き方』に紹介されている「ホテルバイカル」の場所もわかりました。

グーグルマップには、「レゲンダ・バイカラ」と書かれています。こんなの「ホテルバイカル」だなんてわかるわけない!

ホテルバイカル(レゲンダ・バイカラ)の場所はここです。

この裏山に、リフト乗り場があります。博物館前から山を登ってたどり着くリフトと、同じリフトです。

わかったこと:効率よくリストヴャンカを観光するなら

イルクーツクからミニバスでリストヴャンカに向かう時、もし事前に展望台に行く予定があるならば、ミニバスで終点まで行かず、博物館前で降りる、もしくは「ホテルバイカル」の地図をドライバーに見せて、近い停留所で降ろしてもらうのがいいでしょう。

この場合、無料でトイレを借りられる場所がなく、バイカル湖博物館に立ち寄って、トイレを済ませておくのもいいかもしれません。

博物館は1人310ルーブル。トイレだけではもったいないので、ぜひ、バイカル湖にしか生息しないバイカルアザラシや、バイカル湖グルメで有名なオームリ(魚)を見ていってくださいね。

スキー場リフトで展望台へ

どうにかリフト乗り場にたどり着き、チケットを購入(往復で1人300ルーブル)。

リフトはスキー場のリフトです。2~3人で乗れます。ちょっと日本のリフトよりも、座面が高いように思いました。乗るときはタイミングに注意しましょう。

眼下には、歩いて登ってきた苦労も吹っ飛ぶ絶景が広がります。

名も知れぬ野の花が、足元に咲いていました。

リフトは全長760m。なかなか乗りごたえがありました。

カラフルな布が印象的な展望台

展望台は、リフトから降りて、山を少し下った場所にあります。頂上のスカイセンターの海抜は、約725m。

展望台には、カラフルな布がたくさん巻き付けられていました。

この布は、シベリアに住むブリヤートの人々のチベット仏教と土着宗教(シャーマニズム)が融合したもの。

そういえば、彼らは日本人のルーツではないかと言われています。

私たちがおみくじを、木々に結び付けているようなものでしょうか。

ちなみに「チェルスキー岩」というのは、展望台にある小高い岩場で、シベリア探検家のヤン=チェルスキーにちなんで名づけられたそうです。

バイカル湖の絶景

さて、肝心のバイカル湖の絶景ですが、期待どおりでした。

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青く澄んだ湖が、眼下に広がります。

バイカル湖とアンガラ川が出会う場所にある、川の中の小さな岩が「シャーマンの岩」。

シャーマンの岩を見たかった私なのですが、場所がよくわかっていなくて、展望台から見えると知った時には大感激でした。

観光案内所でもらった地図にも載っていました。この白い岩です。

でも実際は、とても小さな岩でした。木の枝が邪魔になって、うまく写真が撮れません。

矢印の先の、小さな白い岩、わかってくれたかな?

この岩にまつわる言い伝えについては、こちらのサイトをご覧ください。

スキー場の楽しみはターザンロープ

展望を楽しみ、写真も撮り終えて、スキー場のリフトに乗って元来た道を戻りました。

帰りのリフトに乗っているとき、なんだか周囲がやけに騒がしい。

電動のこぎりのような音と、誰かの大声がするのです。しかも何度も。

どうも変だなと思って、音のする方を探してみると、ターザンロープにつかまって、一気に森へと滑空していく男性がいました。

皆爽快なのか、滑りながら大声で叫んでいます。男性だけでなく、女性も混じっていました。

かなり高い場所を滑り降りていましたが、怖いのか、気持ちいいのか、果たしてどっちなんだろう? でも子供の気持ちを忘れずに、のびのびと滑っているのを見るのは、とてもうらやましいなと思いました。

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