ピーチの就航記念セールに乗ってみた
関西国際空港に拠点をおく、LCC航空会社「ピーチ・アビエーション」が、大阪(関西)ー釧路線の航空券の販売を、2018年1月18日16時から開始しました。
それに伴い、1月26日から29日まで販売記念セールを実施(運賃は片道5290円から)したらしく、この情報を1月27日(土)に、夫が見つけました。
夫はまだ東北海道に行ったことがなく、どうしても摩周湖に行ってみたいらしい。
私も東北海道に行ったのは、はるか昔の学生時代1回きり。札幌や小樽周辺は関西からも行きやすいですが、東北海道は公共交通機関があまりないこともあって(運転免許も持ってないし)、ちょっと行きにくい場所でした。
ピーチはキャンセルしづらいし、8月の予定なんて全く分からないけれど、思い切って8月19日(日)~21日(火)の関西ー釧路往復を予約することにしました。
お手軽価格の内訳
8月19日(日)は休日料金なので、少し高めでした。
1人料金8,000円(運賃7,590円+関空国内線旅客サービス施設使用料410円)+座席(スタンダードシート)指定料金500円=8,500円
8月22日(火)は平日なので、もう少し安かったです。
料金6,350円(運賃5,990円+関空国内線旅客サービス施設使用料360円)+座席(スタンダードシート)指定料金500円=6,850円
これにクレジットカード支払い手数料が、搭乗券1枚につき(これが意外と痛い)540円
合計は8,500円×2+6,850円×2+540円×4枚(2人分往復なので4枚)=32,860円でした。
この旅行のために購入した、『るるぶ知床 阿寒 釧路湿原 網走』によると、大坂ー釧路のANAやJALの正規料金は49,800円と紹介されていました(ほとんどの方は、早期割引で購入されるでしょうが)。
ちなみにチケットを購入した翌日の1月28日(日)、夫が同じ路線を再度チェックしてみたところ、1人あたり4,000円値上がりしていたようでした。
LCC航空のキャンペーンって早い者勝ちなのでしょうか。
即断即決!巧遅より拙速! ビジネスの成功法則としてよく使われる言葉のようですが、ピーチの航空券購入に関してもそれは当てはまるようでした。
気になる定時運行
ピーチで気になるのが「遅れる」「欠航する」ということ。
以前ピーチで冬の札幌に行ったとき、雪のため欠航したことがあり、その時の対応は決していいとは言えず、LCC航空会社だから仕方ないとは思いつつ、少々怒っていたことがありました。
LCC航空会社でも、昨年搭乗したエアアジアの場合は、同行した娘の英語力と度胸にも助けられて、何とかスケジュール変更を最低限で済ますことができたのですが。
今回も、台風の影響などとても気になったのですが、天候にも恵まれ、行きは定時出発ができました。
釧路空港には余裕で到着。最初ピーチのカウンターがどこにあるかわかりませんでした。一番左端にあって、自動チェックイン機が並んでいました。あのピンク色を見つけてください。
帰りの関空行きは、10分ほど遅れて釧路空港に到着(釧路空港の送迎デッキから見ていました)。
関空行きピーチの到着を見届けて、保安検査場に行こうとするとものすごい行列!
釧路空港は地方空港(空港法による分類では、拠点空港の中の国管理空港)なので、保安検査のレーンが1つしかないところに、ピーチの大量乗客(180人ほど?)と、ANA東京行きの乗客が保安検査を利用するためでした。急ぎの場合は、くれぐれも余裕を見て保安検査場を通ってください。
せめて混雑が予想される時期は、レーンをもう1つ増やしてほしいなと思いました。
ピーチのCAさんたちは、少しでも遅れを取り戻そうと頑張っておられたのか、搭乗するときにはごみがまだ片付けられていませんでした。
その甲斐あって?釧路空港でさらに大きく遅れることはなく、結局釧路出発も関空到着も、12,3分遅れで済みました。今までのピーチ利用歴でも、最も少ない遅れでした。
こればかりは天気の問題もあるので、どうにもできませんね。
機内の様子
実際に利用してみると、お盆休みを過ぎていても、往復とも家族連れで満員でした。
この路線のターゲットは20代~30代の女性らしく(SNSで発信力あり)、子供連れで旅行する年代でもありますね。
家族連れのグループも何組かおられ、東北海道は初めて!という方も多そうで、関空での搭乗時には、みなテンションが高そうでした。
今回は往復とも、前方座席(6Aと6B)予約していたので、眺めも良かったです。
ボーディングブリッジが移動していくのが見えます。あまり見たことなかったから感動!
よく考えたら、これを利用するのに(この写真は出発時なので)410円かかっていたとは。
ピーチの客室乗務員さんは、標準語アクセントにこだわることなく、自分流の話し方でアナウンスされるから面白い。
だけど最後の「ほんま、おおきに」という挨拶は、関空近くに住んでいる純粋の泉州っ子の友人でも使わないし、自分も大阪の近くに住んでいるけれど使ったことがないので、とても違和感がありました。
どちらかといえば京都弁? 商売をされている方が使う言葉かな?
帰りの機内には男性CAさんもおられ(ピーチで初めて見たかも)、窓の外の景色を見たり、本を読んだりして2時間5分を過ごしました。帰りの便でコーヒー1杯購入(200円)。
座席の前後間隔が狭いので、できれば搭乗する直前に、トイレは済ませておいたほうがいいかもしれません(特に窓際に座る場合)。
2時間5分の移動距離は、ソウルよりも長いのだなと感じました。やはり関西から釧路は遠いです。
機内からの眺め
今回は窓際だったし、往復とも関西地方はいい天気だったので、特徴あるものがよく見えました。
釧路行き
巨大な前方後円墳が見えました。羽曳野(はびきの)市の誉田御廟山 (こんだごびょうやま)古墳(応神天皇陵)かもしれません。
これは濃尾平野かな? 大きな川が見えます。木曽川、長良川、揖斐川のどれかかな?
北海道上空では、山々や農地などが、本州とスケールが違うなと実感。
上の写真の山は、雌阿寒岳かな?
関空行き
これはどこでしょう?まさか摩周湖?
特徴ある地形なのに、ここもどこなのかよくわかりません。北陸方面かな?
この島々も、場所不明、地元の方々、ごめんなさい。
わかったのは淡路島くらい。大きくて明石大橋もあるので、すぐわかりました。
水田の緑は、北海道で見た緑と違いますね。北海道の緑の方が、濃いように感じます。
今度はもう少し地形の勉強もしっかりしてから、飛行機の窓際席に乗りたいなと思いました。
コメントを残す