2018年9月9日(日)、浜松市を訪れる機会がありました。
竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)は井伊谷の近く
2年前、井伊直虎のゆかりの地を、遠鉄タクシーで巡ることになりました。
その時、井伊家の菩提寺である龍潭寺(りょうたんじ)と一緒に、竜ヶ岩洞にも行く予定だったのですが、GWで道路が混んでいたのと、大河ドラマ放映前なのに、龍潭寺にはかつてないほどの観光客が押し寄せていて、拝観時間が長引いたのです。大河ドラマ効果、おそるべし。
結局、竜ヶ岩洞はタクシー契約時間の関係で立ち寄れず、洞窟好きの私は泣く泣く諦めたのでした。
今回は、「奥山」行きの遠鉄バスで竜ヶ岩洞へ直行します。バスは1時間に1~2本。
12:35発のバスに乗りました。車窓からは小さく浜松城も見えました。懐かしい。
バスは途中、祝田(ほうだ)や井伊谷を通過。直虎ファンなら懐かしい場所なので大感激。
直虎や直親、小野政次さん達が、この辺りで生活していたんですね、
1時間ほど走ると、竜ヶ岩洞入り口に到着です。浜松からは、かなり遠いなと思いました。
井伊直虎人気はまだまだ健在!
バス停から進んでいくと、山の中腹に「竜ヶ岩洞」の看板。
あそこまで歩いていくのかと心配になりましたが、山は登らず、バス停から7分ほどで到着です。
途中の看板が面白い。直虎ファンが喜びそうな自動販売機もありました。
正しくは、「女子にこそあれ次郎法師」だと思うのですが(「直虎が女性である」とはっきり書かれている文献はまだ見つかっていません)。
竜ヶ岩洞入り口前には、手作り感のあるリアル馬防柵や、竜宮小僧のお助け井戸(子役3人の懐かしい写真も!)もあります。
竜宮小僧って、ドラマにもよく登場していた(特に最終回ラストシーンが印象的でした)棚田のある久留米木地区に伝わる伝説なんですね。ドラマでのフィクションだと誤解していました。来てよかった!勉強になりました。
みかんの皮で作ったマツコ・デラックスさん。「わしが作った!」と店のおじさんがPRしてました。
本格的な岩石園
園内には、とても本格的な岩石園がありました。
富士山の熔岩をはじめ、竜ヶ岩洞周辺地域の代表的な岩石35種類を配置しているそうです。どこでどの岩石が採集されたか、掲示されていました。こういうのが好きな人は必見です!(私はかなり好きかも)。
火成岩・変成岩、堆積岩のコーナーに分けられ、岩石を手で触れながら観察できます。伊豆の金鉱石もありました。どこかに金があるのかな?
これは竜ヶ岩洞や井伊谷など、引佐(いなさ)地方でみられる赤い石。
溶岩の上には「金の生る木」ならぬ「鐘の鳴る樹」がありました。
2つの鐘を同時に鳴らすと、音のハーモニーが、心の平安と金の成る気を湧き起こしてくれるのだとか。鳴らしたので、どうか幸せになれますように!
日本一の足水と天然冷風浴 ようきた洞
岩石園もユーモアたっぷりでしたが、竜ヶ岩洞そばにあるようきた洞も、なかなか面白かったです。
足湯ならぬ足水。カルシウムイオンたっぷりの鍾乳洞の水で、足を冷やすのです。
マイナスイオンたっぷりの鍾乳洞の風で、日本初の天然冷風浴。究極のクールダウンスポットだそうです。
まだ残暑が厳しいころに来てよかった! でも「冷やす過ぎにご注意ください」という注意書もありました。
こんなすごい水や風を生み出す鍾乳洞の竜ヶ岩洞とは、果たしていかなる洞窟なのでしょうか?
後編をお楽しみに!
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