今日の夕方、うれしいニュースがありました。
台風21号で大きな被害を受けた関西国際空港が、今日から再開されたというのです。
私たちは、先週の9月前半の3連休(2018年9月15~17日)に、ピーチの関空ー高雄便を利用しました。
その時はまだ空港も一部閉鎖され、普段と違う表情でした。その時の様子をご案内します。
3連休の初日なのに、これでいいの?
と思えるような、関空行きリムジンバスの乗車率でした。いつもなら、もっとたくさんの人がいるのに。
でも仕方ないかもしれません。リムジンバスは、昨日再開(一部除く)したばかりだし、関空はまだ使用できない部分もあり、多くの方は成田や中部国際空港利用の代替便を利用されているのでしょう。
衝撃だった連絡橋
それでもバスは順調に阪神高速を走り、やがて連絡橋に着きました。
マイカー規制(連絡橋は使用できません)があるので交通量は少なく、スムーズに走るのですが、連絡橋には大きなクレーン船が見えます。
9月12~14日にかけて、損傷した下り線の橋桁を撤去しました。それにしても、こんなひどいことになるなんて。自然の力の恐ろしさに、胸がつぶれます。
撤去されたのは、関西空港島側に近い全長約188mの橋桁。確かに橋桁がなく、すぐ海が見えました。
さらに驚いたのが、工事用車両や作業員さんが、鉄道用線路に入っていたこと(下)。
いつもリムジンバスでは左の窓際に座るため、海ばかり見ていて線路をちゃんと見たことがない(汗)。この時は下り線が閉鎖されて上り線を使ったため、左側にいても、線路が見えたのです。
月並みな表現だけれど、「懸命の復旧作業」が続けられていました。作業員の皆さん、本当にありがとうございます。
ゴーストタウンだった第1ターミナル北ウィング
やがて見えてきた空港島。
いつもと違います。飛行機がいないのです。
島に到着するとすぐに見える北ウィングは被害が大きく、この時もまだ閉鎖されていました。いつもたくさんの飛行機が駐機していたのに。ちょっとショックでした。第1ターミナルビル北ウィングも人気がなく真っ暗で、まるでゴーストタウンでした(下)。
バスは(いつもと違う道を通って迂回?)、第1ターミナル南ウィング部分に到着。こちらは電気も通っており、再開されていました。
バスが到着すると、スタッフが6人ほど走り寄ってきて、皆で荷物を降ろしてくれます、普段は2~4人くらいなのに、6人以上も来るなんて。皆さん暇なのかな。
南ウィングには、飛行機が駐機していました。いつもの光景です。
無事だった第2ターミナル 台風22号の影響もなし
ピーチが利用する第2ターミナルは、幸いなことに被害が少なく、いつも通りに利用できていました。
私たちが乗る飛行機はいるかな? 第2ターミナル到着は予定通り。少し早すぎたので、まだチェックインできません。
家族は台風22号の影響をとても心配していましたが、通常に運航されているようです。
しばし待ってチェックイン。国際線は、出発時間の120分前から50分前までチェックインが可能です。
保安検査は、自動でトレーが動くスマートレーンで時間短縮。液体をリュックから出すのを忘れていたら、ちゃんと不審な荷物として別のレーンで運ばれてきました。その間にも他の手荷物は、メインのレーンを順調に移動しています。確かに時間短縮でした。
身体検査は、第1ターミナルにもあったボディスキャナー。
昔と比べ、ものすごく広くなった出入国検査にびっくり! 後で調べてみると、第2ターミナルビルは拡張され、2017年1月28日から第2ターミナルビル(国際線)としてオープンしていたのでした。
日本で初めてとなるウォークスルー型のショッピングエリアと、レストランやショップなどが新設されていました。
あの暗かった第1ターミナルに比べると、うそのような華やかな光景。停電してしまうと、照明もエアコンも調理設備もトイレも使えなくなってしまうんですね。電気の貴重さが、今月よくわかります。
第1ターミナルなら、待ち時間はラウンジへ行ったりもするのですが、第2ターミナルはラウンジがありません。ちょっとレストランやカフェは料金が高いので、スマホの充電をしながら読書です。
車窓から見たあの湖は?
10:55発MM035高雄行は、無事に出発。台風の影響もなく、満席状態でした。
台風の直接の影響はなかったものの、時折揺れることはありました。ほかの航空会社と違い、ピーチはかなり揺れてから、ベルト着用サインが出ます。そのため、着用サインが出た時には、もうピークを過ぎていることも。
台湾上空です。この湖は何だろう? 明日訪れる予定の烏山頭(うさんとう)ダムだったらいいな。フライトナビゲーターが欲しいです。
関空から高雄への所要時間は、3時間15分ほどでした。
以前搭乗したときは、CAさんの「ほんま、おおきに」の締めくくりのアナウンスがあまり好きではなかったのですが(今はそんな言い方する人、実際ほとんどいないのでは?)、CAさんが中国系だったのか、それとも国際線だからか(先月の関空ー釧路行きではありました)、なくなっていてびっくり。
ちなみに、帰りの高雄ー関空行きでも、「ほんま、おおきに」はありませんでした。
ピーチの国際線に乗ったのは、約2年ぶり(国際線ターミナルが新しくなる前)。
「男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」という、『三国志演義』から出た言葉がありますが、関空やピーチも、ちょっと見ない間に、すっかり変わっていたのでした。
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