阪急交通社で行く初めての大台ケ原1 ハイキングではなく登山だった

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昨日(2018年10月21日)、阪急交通社の日帰りバスツアーに参加して、初めて大台ケ原に行きました。

(梅田発)~花、紅葉、眺望、変化に富んだ美しさを見せる~日本百名山 大台ケ原 日帰り

申し込んだらキャンセル待ち!

申し込みのきっかけは、先月9月13日に放映された『空から日本を見てみよう+ 奈良県十津川村編』で、大台ケ原の風景を見たこと。

白く立ち枯れした木々が広がる幻想的な光景に引き込まれ、さっそく阪急交通社で上記ツアーを申し込んだものの、人気のツアーなのかキャンセル待ち。

これは多分だめだろうと諦めましたが、10月10日にキャンセルが出たとの連絡。

10月21日出発のツアー代金、2人で20,960円を支払いました。

準備するもの

ツアー参加が決定したので、改めてこのツアーについて調べてみました。

「旅行条件・諸税等」という普段あまり見ない(すみません!)コーナーに、やたらと文字が書いてあります。

まず「準備物」がすごい!「トレッキングシューズ、カバン(リュックサック)、雨具(上下分かれたもの)、ヘッドランプ、その他必要に応じた物を、お客様各自でお揃え下さい」と書かれていました。

「トレッキングシューズ(スニーカーではだめ)」ということですね。

これって本格的な登山じゃないですか!?

3年前、ノルウェーの絶景ポイント「トロルトゥンガ(トロルの舌)」に行ったときに新調し、それ以来ご無沙汰のトレッキングシューズを、久々に引っ張り出しました。

例によって履きにくい。でも初心者の足を守ってくれる、大切な靴です。

上下分かれた雨具やヘッドランプは、持っていませんでした。

夫と相談して当日の天気予報を確認し、雨は降らないだろうと判断して、パタゴニアのウィンドブレーカーだけ持参。

雨天決行なので、雨の心配があるなら雨具は持参された方がいいでしょう(山の天気は変わりやすい)。

ヘッドランプは携帯のライトがあるから大丈夫だろうと、持参しませんでした。

しかし後で知ったのですが、一面ガスに覆われたり、アクシデントで夕闇迫る山に取り残されたりすると、ヘッドランプも場合によっては必要なことがあるのです。

山をなめていてはいけないなと思いました。

準備した方がいいもの

ツアー参加が決定すると、夫がYouTubeでコースの予習を始めました。

その時とても気になったのが、大蛇嵓(だいじゃぐら)という恐怖の絶景ポイント。

高い&足場が悪いところが大の苦手(バランス感覚が皆無)の私には、もう泣くしかない!という場所で、なんでこんなツアーに申し込んだのか、後悔の日々。

そしてもう1つ気になったのが、動画に映っている人が皆、トレッキングポールを持っていたこと。

トレッキングポールって、準備した方がいいのかな?

ネットで調べてみると、足への負担を軽減できるし、私のとても苦手な下り坂でバランスを取ることも出来ると書いてあり、思い切って3日前に購入(家に届いたのは、ツアー前日)。1セット(2本)2,780円でした。

結果的に、トレッキングポールがあったおかげでリタイアせずに済みました。

天候によって、帽子やサングラス、タオルなども必要ですね。

久しぶり!晴れの日のバスツアー

10月21日(日)は、文句なしの晴天。

9月のバスツアーは2回とも天候に恵まれず、ちょっと残念だったのですが、今日はとてもラッキーでした。

7:00に大阪梅田芸術劇場前集合し、駐車場に来たバスを見てびっくり!

いつものバスよりも小さい、中型バスだったのです(参加者24名)。

運転手は東豊観光バスの、西口ドライバー。そして女性添乗員の中林さん。

加えて登山ガイドの平加(ひらか)さん、山本さんが加わっていました。

こんな万全のサポート体制だとは思わなかったので、びっくりです。

これはもしや予想以上に困難な、険しい道のりなのではと、不安も頭をよぎります。

バスは道の駅・吉野路大淀iセンターで休憩(8:20~8:40)。

焼き餅や、吉野名物あんぽ柿を購入しました。

早速おやつに焼き餅を食べました。朝食が早いので、おなかが空きます。

生半可なツアーじゃない! 登山ガイドの説明にびっくり

再びバスは走りだし、登山ガイドの平加さんによる説明が始まりました。

平加さんは3日連続このツアーに添乗され、今日はメインガイドですが、サブガイドとして参加された日もあるそうでした。

このツアーは、インターネットの目に付くところに「ハイキングスポットの代表!大台ヶ原」とか「ハイキング用のお弁当も手配します!」と書かれており、難易度も「ハイキング初級」と書かれていたので安心していたのですが、どうもそうではないらしい(泣)。

実はガイドのお2人、私達の服装や靴を集合時にしっかりチェックしておられたのだとか。

もしYouTubeを見ていなくて、「ハイキング」という言葉にだまされ、スカートやスニーカーで参加していたら、どうなっていたことやら。

トレッキングシューズ履いてきて良かった!

写真撮影についても、ルールがありました。歩きながらの写真撮影は、絶対禁止!

写真撮影に気を取られていると、足下がおろそかになり、転倒するというのです(経験済)。

ガイドさんがOK出す絶景ポイントまで、写真撮影は我慢!

ちなみに「旅行条件・諸税等」の「準備物」の続きに「※ご参加に際しまして、「ウォーキング・ハイキング・登山ツアーにご参加のお客様へ」を必ずお読みください。」と書かれています。

それによると、「ハイキング初級」は「歩くことが好きで山歩きを経験したい方向き・ある程度起伏のある場所、あるいは郊外や自然の中を歩くコース」とありますが‥。

経験者として言います。「ハイキング中級」でもいいんじゃないかな。

リタイアする勇気も必要

この山歩きは途中の「尾鷲辻」というポイントで、続行かリタイアかの判断をせねばならず、続行を選んだら、その後更にきつーい下りと上りが待っているのだとか。

そして一度入山したら、駐車場に帰ってくるまでトイレがない!

5時間もトイレがない、なんて大丈夫かな? とても心配になりました。

山の気候も安定せず、平加さんの話によると、19日(金)は出発時には晴天だったのに、山上ではガスで曇り、風もあり、メンバー23名の内半数がリタイア(年配者が多かったこともあるかも)。

昨日20日(土)は駐車場からガスで視界は真っ白。この日も寒く、2名リタイア。

今日は紅葉シーズンで天気がよく、バスツアーも個人客も多いので、絶景スポットの大蛇嵓(だいじゃぐら)はとても混み合っており、並ばないとだめみたい。

トイレない、寒い、険しい、混んでる、道悪いetc. もう不安でいっぱい。

大混雑する秘境

やがてバスは、国道169号線から大台ヶ原ドライブウェイ(奈良県道40号)へ。

このルートは紀ノ川上流の大滝ダムなど、絶景が堪能できますが(川の色がとても美しい!)、大台ヶ原ドライブウェイに入ると、かなりのカーブが続きます。

バスがいつもより小さい中型バスのせいか、夫も私も少々車酔い。

道幅も割と狭く、時々対向車が降りてきて、すれ違うのに苦労する場面も。

マイカーの個人客は、駐車場が混雑しているので前夜から訪れ(それでも駐車場からあふれて路肩に駐車する)、観光を終えてこの時間に帰ってくるのです。

駐車場が近づくと、びっしり並ぶマイカーの列にびっくり!

バスもたくさん来ていました。

大台ヶ原って秘境イメージだったけれど、こんなに観光客がいるとは。

混雑を避けるため、当初ハイキングコースで食べるはずだったお弁当を、バス車中で食べることに(10:20~10:50)。かなり早いランチタイム。

私達はバス酔いのため、1人分のお弁当を2人で分け(もう1人分を夕食に)、お弁当に付いていたおかきやチョコレート、それにあんぽ柿を道中の非常食に持参しました。

いよいよ大台ヶ原ハイキング(!)のスタートです。どうなることやら。

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