阪急交通社で行く初めての大台ケ原2 日出ヶ岳で見た太平洋

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昨日(2018年10月21日)、阪急交通社の日帰りバスツアーに参加して、初めて大台ケ原に行きました。

(梅田発)~花、紅葉、眺望、変化に富んだ美しさを見せる~日本百名山 大台ケ原 日帰り

阪急交通社で行く初めての大台ケ原1 ハイキングではなく登山だった

2018年10月22日

そもそも大台ケ原って? 山じゃないの?

大台ケ原の駐車場のバス車内で、早い昼食を済ませた私たちは、10:50に大台ケ原ビジターセンターに集合。

そこで準備運動のストレッチをして、いよいよ入山。いい天気なのがとてもうれしい。

最初はとても歩きやすい道が続きました。私もここで、トレッキングポールを使って歩く練習。

道の両側には、笹がびっしり生い茂っています。

「近畿一早い」と言われる紅葉も、徐々に進んできていました。

ところで今回の目的地「大台ケ原」ですが、どうして「山」じゃないのかな?と思って調べてみました。

奈良県吉野郡上北山村や川上村、三重県多気郡大台町(旧宮川村)にまたがる、標高1400mから1600mの複数の山と、これらの山に囲まれた東西5 kmほどの台地状の地帯が、大台ケ原と呼ばれています。

日本百名山、日本百景、日本の秘境100選にも選ばれ、吉野熊野国立公園の一部であり、山全体が特別天然記念物というすごい地域!

やがて延々と続く階段が出現。これを登れば、日出ヶ岳(ひでがだけ)です。

大台ケ原の最高峰で(三重県の最高峰でもあります)、標高1,695m。別名大台ケ原山。

300段近くある階段(木道の階段もあり、後半の階段のことを思えば、涙が出るほど歩きやすい階段でした)を登ると、山頂です。11:55まで、しばらく休憩&撮影タイム。

山頂には三角点があると、YouTubeで知ったので、さっそく撮影。

三角点の前に、お賽銭が置いてあるのが面白かったです。

展望台にも上ってみました。

昨日、一昨日と見えなかったという、太平洋が一望のもとに見えます!

私たちのメンバーの中には、よほどの晴れ男&晴れ女、もしくは心がけのいい人がいるのに違いありません。

目の前に広がる海は、三重県の尾鷲(おわせ)湾。

リアス式海岸と、山の紅葉が2つ同時に見られるのは、なんだか不思議な光景でした。

大台ケ原と言えば雨だけど

阪神間で生まれ育った私には、大台ケ原は身近な山ではありませんでした。

大台ケ原は、学校の地理の授業で習うだけ。

しかも「日本で一番雨の多い地方」と習ったような記憶があります。

実際、山の南東側の急峻な斜面を、海上から湿った風が吹き上げるため、大台ヶ原では年間を通じて降水量が多く、屋久島と並ぶ多雨地方だそうです。

特に日本列島の太平洋側を台風が通過する際には、南東からの風が強くなるため、10月ごろを中心に降水量が多いのだとか。

そんな雨の多い大台ケ原なのに、今日はとてもいい天気。

風もあまりなく、全然寒くありません。むしろ暑くて、汗だくです。

帽子やサングラス、タオルがとても役に立ちました。お天気で本当に良かった!

富士山は見えるかな?

展望台からは、山頂を目指す人々の列が見えます。やはりかなりの混雑ぶり。

山の紅葉も、なかなかきれいです。

さて、天気と運が良ければ、大台ケ原から富士山が見えるのだとか。

今日はとてもいい天気なのですが、果たしてどうでしょう?

大体こちらかな?という方向に目を凝らします。あれが富士山だ!と言われればそうかもしれないし、もう心眼で見るしかない。

富士山は東の方ですが、西の方にも、熊野奥駆路(くまのおくがけみち)の名峰が並んでいました。

どの山がどんな名前なのが、全然わかりませんでした。

この大台ケ原は、修験道の霊場ではなかったようで、山頂に靡(なびき)とよばれる行場(霊場)はありません。

でも江戸時代のころには確実に、行者や薬草採取の人々が、この山を歩きました。

パネルにびっしりと記された山々の名前を見ているうち、やはり紀伊山地はただものではない!と思えます。

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