2018年10月23日(火)、日帰りで松島に行くことができました。
第三仁王丸をネット予約
松島観光と言えば、遊覧船による松島めぐりは外せません。
夫が出発前に、ネットで11:00出航の第三仁王丸を予約してくれました(割引で大人1,350円)。
乗船時間が決まっていない場合でも、割引チケットを印刷して持参すれば、1,500円のチケットが1,350円になるようです。
乗船券売り場でメールを見せ、発券手続き。切符はこんな感じです(裏には地図も)。
島々に、びっしりと名前が書かれているのにびっくり! それだけ島と地元の人々との間の距離が、近いのかもしれません。
出航にはまだまだ時間があるというのに、かなり皆さん、並んでいました(全席自由)。
岩手県北バスの仙台空港ー松島線で、割引が受けられる丸文松島汽船の船も、同じ乗り場から発着します。
ちなみに、遊覧船乗り場に近い国道45号沿いに、芭蕉が松島の宿とした場所が残っていました。
瑞巌寺山門付近の久之助という人物の家で、海を一望できる二階建てだったようです。
遊覧船にもあったグリーン席
第三仁王丸に乗船しようと並んでいたら、夫が「グリーン席に乗ろう」と提案。
切符の裏に、グリーン席の案内があったのでした。物は試しと、乗ってみました。
追加料金を船内で払うと(1人600円)、2階のきれいな船室に入ることができます。
最前列に座ることができました。残念ながら、飲み物代は含まれていません。
でも眺めのいい場所で、風や雨(今回は降りませんでしたが)、直射日光から守られていました。
いよいよ出航! 丸文松島汽船の乗客たちが、手を振ってくれました。
日本三景 松島の奇観
松島の地層は、凝灰岩や砂岩、礫岩など、浸食に非常に脆い岩質でできています。
島の海面近くは波に侵食され、島の上部は松などが生えているのに、波打ち際は白色や灰白色の岩肌が見えていました。
もう少し天気が良ければ、とつくづく思いますが、仕方がない。
上は双子島。丸いのが亀島、細長いのが鯨島です。
伊達政宗が、湾内遊覧の際に心を奪われたという千貫島(せんがんじま 下)。船窓中央の小さな島です。
あまりの美しさに、「余の屋敷にこの島を運ぶものがいれば、褒美に千貫(今の1億~1億5,000万円?)を遣わす」と言ったらしいです。運び出されなくてよかった!
上は平安の女流歌人の名がついた、伊勢島と小町島。かわいい2つの島でした。
遠くに見えるのは塩釜の港。
釣り人さんかな? とてもフレンドリーな人たちでした。
上の島はとても美しい島ですが、名前がわからない。
船の名前にもなっている、仁王島。とても変わった形です。
島は地震で崩壊の危機となり、首の部分が補修されたそうです。いい目印になりますね。
東北電力仙台火力発電所。
ちょっと違和感がありますが、それでも周囲の景観に配慮した建築デザインだそうです。
浸食による奇岩の島々。震災で形の変わってしまった島もあるようです。
4つの有人島と多くの無人島のある浦戸諸島。有人島の1つ、野々島の学校(塩釜市立浦戸小中学校)です。スクールボートの船着き場が見えます。浦戸諸島唯一の学校だそうです。
宮島名産と言えば牡蠣
松島名物の牡蠣が、養殖されているエリアの近くも通りました。
養殖いかだが、整然と並んでいます。養殖業は、もうすっかり復興しているのでしょうか。
この後訪れる予定の食堂では、牡蠣など海産物がメインです。
多島海の松島は、そのたくさんの島で、津波の被害を和らげてくれたという話も聞きました。
松島には、海の恵みと島の恵みが今もしっかり息づいているなと思いました。
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