14年ぶりのゆいレール
沖縄には何度か行く機会があったのですが、空港からすぐにバスに乗ったり、レンタカーを使ったりするのがほとんどで、ゆいレールにはほとんどご縁がありません。
14年前に、できたばかり(2003年8月開業)のゆいレールに乗って以来、ずっと乗っていませんでした。
でも今回は、ゆいレールが大事な交通機関の1つ。
那覇空港から国際通りまで、ゆいレールをさっそく利用することにしました。
那覇空港ターミナルビル2階と、那覇空港駅の改札は、連絡通路で結ばれています。
LCC(ピーチやバニラ)を利用される場合は、シャトルバスで那覇空港ターミナルビルへ向かってください。
中国語の大きな横断幕にびっくり!
沖縄に、たくさんの中国人観光客が来ているのを実感しました。
2017年度は前年度に比べ、日本人観光客は6%増だったのに対し、外国人観光客は28%増と、外国人観光客が大幅に増えたということです。
お得な2日乗車券
私たちの今回の旅(2018年12月1日~2日)は、那覇と久高島、斎場御嶽(せーふぁーうたき)を公共交通機関で訪れるというもの。
ゆいレールにも2日とも乗車するので、2日乗車券を購入しました。
ちゃんと多言語対応です。48時間で1,400円。何度も乗る場合はお得です。
那覇空港からの運賃表もわかりやすいですね。
ちゃんと購入時間も印刷されています。
時間制なので、2泊3日の滞在でも対応できるケースが多いのではないでしょうか。
ゆいレールが乗り放題になるだけでなく、私たちが訪れる予定の首里城など、一部観光施設や飲食店では、乗車券提示による割引がありました。
詳しくは、こちらの公式サイトをご覧ください。
私たちは首里城だけは割引があると知っていましたが、実は識名園や壺屋やちむん通りの売店など、他にもたくさん割引が効く場所があったのでした。
沖縄バスやブルーシールアイスクリームも、場所によっては割引が効くのです。
ゆいレールの1日乗車券や2日乗車券の利用を考えておられるなら、ぜひ一部観光施設や飲食店の割引を、しっかり確認してくださいね!
自動改札機はニュータイプ!
驚いたのは、自動改札の使い方。
私がいつも使っている関西の自動改札機の場合、IC乗車券はピタッと接触するだけですが、紙の切符の場合は、自動改札機に投入し、切符は改札を通ると搬送されて出てきます。
でもゆいレールの場合は、IC乗車券「OKIKA」だけでなく、私たちの購入した切符(上は2日間乗車券の裏面)のような、紙でできた切符も、機械に投入しなくていいこと。
それを知らなくて、最初は切符を投入する場所がない!と、もたもたしていました。
全ての切符にはQRコードが印刷されているので、それを読み取ることで改札を通過します。
期限を過ぎても切符は回収されないので、改札機の先端には、回収箱が用意されています。
私たちは気が付きませんでした。よく見ると、向こう側に赤い箱があって「きっぷ回収」と書かれていますね。
券詰まりによる機械トラブルはないでしょうが、最初はQRコードをなかなかうまく読み取ってくれなくて、ちょっとイライラ(私も慣れなくてへたくそだった)。
どちらがいいのでしょうね。
鉄道ファンなら訪れたい、日本最南端&最西端の駅
今回気が付かなかったのですが、ゆいレールには、特筆すべき駅が2つあります。
まず那覇空港駅。この駅は、日本最西端の駅(東経127度39分8秒)でした。
これも後でわかったことで、どうやら改札の横に「日本最西端の駅」碑があるらしい。
私たちは、QRコード切符に気を取られていたり、ゆいレールに乗り遅れないか気になっていて、じっくり改札口周辺を見ることができなかったのです。今度利用したら絶対写真を撮ろう!
那覇空港の次の駅、赤嶺(あかみね)駅は、日本最南端の駅(北緯26度11分35.6秒)です。
この駅は、駅を出た場所にあるロータリーに「日本最南端の駅碑」があるそうです。
フリー乗車券なら乗り降り自由だし、余裕で見学できますね!
絶対次に那覇に行ったら、途中下車して写真を撮ろう!
ゆいレールのシンボルマーク
車両の先端に描かれた、ゆいレールのシンボルマーク。かわいいです。
まゆの部分は、モノレールの M を表現しており、右側の跳ね上がる部分は、躍動を表現。
目はモノレールのタイヤを、口はモノレールの軌道を表現しているそうです。
「ゆいレール」の愛称と同様(正式名は「沖縄都市モノレール線」)、県民から公募し、選ばれたものだとか。
両方ともやわらかく、かわいいイメージで、いいですね。
NAHAマラソンと不発弾処理
私たちが訪れた時は、ちょうどNAHAマラソン前日&当日だったので、ゆいレールはかなり混んでいました。
ゆいレールはこの2日間、臨時ダイヤでした。
また2018年12月16日(日)は不発弾処理のため、9時20分頃から処理完了まで、ゆいレールは全線運休となります。
大阪周辺でも時折不発弾処理のニュースがありますが、那覇にもまだまだ戦争の傷跡が残っているのだなと、改めて思いました。
明日の不発弾処理が、無事に完了しますように。
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