2019年2月の3連休で屋久島を訪れることになった私達ですが、初日の屋久島行き高速船まで時間があったので、桜島を訪れてみることにしました。
超満員のサクラジマアイランドビュー
桜島西エリアを周遊するバス・サクラジマアイランドビューの乗車場所に行ってみると、長蛇の列が出来ていました。
いくらここが始発とは言え、この全員が、バスに乗ることが出来るだろうかと心配になりました。それでも無理矢理全員乗車。
公式サイトによると、座席数は18席、乗車定員は約30人だそうですが、絶対この倍の人数は乗っていました。
まずいことに、私達は登山用ポールやソフトキャリーを持っていました。フェリーターミナルのコインロッカーに預ければ良かった。
火山の島だから当然なのですが、山道で急カーブも多く、立っているのは正直辛かったです。
烏島展望所
サクラジマアイランドビューは、主な見所では少し見学時間を取ってくれます。
最初に停車したのが、烏島(からすじま)展望所でした(停車時間5分)。
ここは元々、桜島沖合約500mの海上に浮かぶ「烏島」で、神社もあったそうです。
しかし1914年の大正噴火は、この島を飲み込んでしまったのです。
その記念碑が何となくもの悲しげでした。
薩英戦争の時の砲台跡もあって(月読神社の近くにもありました)、薩英戦争は、鹿児島や桜島の人々にとって、とても大変な事件だったということがよくわかりました。
赤水展望広場
桜島の観光地の中でも新しいスポットで、停車時間は8分です。
大正噴火の時に流れ出た溶岩や、錦江湾、鹿児島市街地の絶景が望めます。
しかしこの場所で最も有名なのは、2004年8月21日、長渕剛さんのオールナイトコンサートが開催されたときの記念碑「叫びの肖像」でしょう。
このコンサートには、75,000人の観衆が集まりました(桜島の人口は約6,000人)。
長渕剛さんの故郷・鹿児島(しかも桜島の近く)でオールナイトライブをやりたいという本人の希望で、場所を探していた長渕さんの目にとまったのが、当時土石流が滞積していたこの場所。
それを整備してコンサート会場にし(準備・運営にものすごい苦労があったようです)、伝説のコンサート会場の跡地が、この展望広場。
そして大成浩氏により、50tもの桜島溶岩を使ったモニュメント「叫びの肖像」も製作されたのです。
長渕剛ファンではない私達も、思わず驚くほどの大迫力でした。
今でも多くのファンが、ここを訪れているのかな?
湯之平展望所
火口から3.5㎞にあり、標高373m。
北岳の4合目に位置し、一般人が入ることが出来る最高地点です(停車時間15分)。
桜島の山並みのしわが、とてもよく見えました。
今にも崩れそうな(実際大きくえぐれています)山肌は、大自然の荒々しさを私達に教えてくれます。
あの人工物は何かな? 砂防ダムかな? 関係者以外は入れないと思うけど、行ってみたい!
またここは360度のパノラマなので、錦江湾や鹿児島市内がよく見えました。
それまで曇っていたけれど、ここでいい天気になり、本当に良かったです。
でもやっぱり、火口に行ってみたかったな。
展望台にはエレベーターや土産物屋もあり、
桜島大根の漬け物や、切り干し大根を購入することも出来ました。
西郷隆盛関連商品も、まだまだ人気のようです。
おまけ:桜島での昼食
大混雑のバスに1時間近く揺られていたため、かなり疲れて、お腹もすいてきました。
目に付いたのが、「桜島地鳥らーめん」という看板。
「味処 忠」という店でした。
店の前には大根が干してあり、桜島大根と並ぶ桜島名物・桜島小みかん(こみかん)も食べさせていただきました。
看板メニューのラーメンは、1人800円。地鳥らーめんは初めて食べました。
桜島フェリーターミナルにも、おしゃれなカフェや売店があります。
帰りのフェリーの時間待ちに、利用されてはいかがでしょうか。
桜島降灰(こうはい)アイスというのを食べてみたかったのですが、待ち時間が長そうで、断念しました。
またいつか、食べてみたいな。
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