冬の桜島&屋久島を訪ねて7 縄文杉トレッキングツアー(楠川別れ~トロッコ道終点)

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2019年2月10日(日)、ベルトラの縄文杉1日トレッキングツアー(明日は白水雲水峡)に参加しました。

冬の桜島&屋久島を訪ねて6 縄文杉トレッキングツアー(荒川登山口~小杉谷小・中学校跡)

2019年2月22日

ガイドの横田大洋さんのお話を聞きながら、屋久島の自然について学ぶことができました。

楠川別れ~小杉谷山荘跡

トロッコ道のほぼ中間にある三叉路が楠川別れ。

この道を行くと、太鼓岩を経て白谷雲水峡へと出ることができます。

皇太子さまは、この道からトロッコ道に入る予定だったのですね!

冬の桜島&屋久島を訪ねて6 縄文杉トレッキングツアー(荒川登山口~小杉谷小・中学校跡)

2019年2月22日

頑張れば1日で、縄文杉も白谷雲水峡も見ることができるコースですが、険しいらしく、ガイドなしでは行かないようにと、ガイドブックには書かれていました。

そこからさらに進むと、バイオトイレのある小杉谷山荘跡。でもこの時は、故障中でした。

三代杉

コースの半ばにある杉で、写真では伝わりませんが、屋久島にある杉のうち、最も樹高が高いものだそうです。

一代目(樹齢1,200年)の倒木の上に二代目が育ち(倒木更新)、二代目の切り株(樹齢1,000年で伐採)の上に三代目(樹齢350年)が育ち(切株更新)、現在の姿になりました。写真より、看板のイラストの方がわかりやすい?!

肥大な根は二代目のもの(周囲10m以上)で、大きな空洞は初代が朽ち果ててできたものです。

屋久島の防空壕

三代杉を越えて少し歩くと、防空壕がありました。

屋久島も戦争の歴史と無縁ではなく、終戦間際の1945年3月以降は集中的な空襲に見舞われているとのこと。

この空襲の結果、多くの人家が消失し、死者も出ているそうで、身が引き締まりました。

さらに進むと、トロッコ道を外れるショートカットコースへ案内されました。

予想以上に急な山道でしたが、トロッコ道が終わった後の本格的登山コースの練習になりました。

リンゴツバキとヤクザル

トロッコ道に戻ると、屋久島椿とも呼ばれるリンゴツバキの花がたくさん落ちていました。

この花の蜜はとても甘いらしく、屋久島に生息するヤクザルも、花を真っ二つに割って花の蜜を吸うそうです。下の写真が、ヤクザルの食べ残したもの。

先日修学旅行で屋久島を訪問した、兵庫県立O高校の女生徒も、この花を食べていたとか。

ちなみにこのヤクザル、京都大学などの研究者とボランティアの学生とともに、30年間も毎年夏に行動調査されているそうです。

一方昔、長男が1人で屋久島を訪れたときたくさんいたヤクシカは、生態系に影響を及ぼすとして害獣駆除の対象となっていると、横田さんから聞きました。

2月は猟のシーズンですが、ジビエとして消費されるのはごく少量で、穴を掘って埋めているのが現状なのだとか。

今回のツアーでは、ヤクザルを1頭見たきりで、他の動物は見ることができませんでした。

仁王杉

更に進むと、仁王杉。

仁王杉の名の通り、以前は阿形(あぎょう)吽形(うんぎょう)という2本の杉がありました。

この杉は、「あ」と口を開けているように見えるそうです。

橋を渡ると、ペアの片割れの仁王杉(吽形)があります。

しかし残念なことに、2000年の台風で、吽形は倒れてしまいました(すぐ上の写真中央)。

この近くには、トロッコがスイッチバックする場所もあります。鉄道好きにはたまりません。

翁岳展望スポット

また進んでいくと、翁岳が正面に見える場所がありました。

山頂の岩峰の上に、さらに巨岩が載っている、特徴的な姿をしています。

あまり天気が良くないですが、何とか姿を見ることができました(中央の小さいけれど高い山)。

大株歩道入口

8.5㎞のトロッコ道も、ここで終了。

安房川を渡る橋の向こうには、水洗トイレがあります。必ず済ませていきましょう。

ここから約5時間は、トイレのない道ですが、ゴールデンウィークや夏など混雑する時期には、トイレに行列ができ、1時間待ちになるそうです。

山道でのトイレが心配な人は、携帯トイレを用意して下さいね。

私達のツアーの場合、ガイドの横田さんが念のため持参してくれました(幸い使わずに済みました)。

標高930mのこの場所から、いよいよ本格的な登山道が始まります。

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