琉球王国最高の聖地・斎場御嶽2 聖水の壺~三庫理・チョウノハナ~ウローカー 

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2019年12月2日(日)、聖地・久高島を訪れた私たちは、久高島から安座間港に戻り、そのあと斎場御嶽(せーふぁうたき)へ向かいました。

琉球王国最高の聖地・斎場御嶽1 御嶽へのアクセスと、2つの拝所(大庫理・寄満)

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夫は32年ぶり、私も4年ぶりの訪問です。

聖水の壺

寄満(ゆいんち)を見学した後、元来た道を戻り、東への道を進むと、シキヨダユルアマガヌビー(奥側)とアマダユルアシカヌビーの壺がありました。

2本の鍾乳石(下の写真右側に、2本あります)から滴り落ちる「聖なる水」を受けるため、2つの壺が据え置かれています。

壺の中の聖水には、手を触れないようにしましょう。

岩のくぼみ(壺の反対側)にある空間は、「貴婦人様御休み所」。

この辺りには、聖なる場所が密集しています。

中世から近世までの信仰を考えるうえで貴重な資料となる、金製を含む勾玉や、中国の青磁器・銭貨などが一括して出土しました。

三庫理(さんぐーい)

琉球の女神アマミキヨによって創られた斎場御嶽は、沖縄最高位の御嶽(拝所)という聖地であり、精神力や心身浄化のパワーをもらえると言われています。

その中でも、特に強いパワースポットが、三庫理。

斎場御嶽の中でも最も人気のある場所です。

三角形の形をした、不思議な洞窟は、15,000年前に起きた地震によって断層がズレたことで生まれたそうです。

太陽の光が幻想的。女性の胎内をくぐって、新たな命として誕生する雰囲気でしょうか。

チョウノハナ

三角形の洞窟の、右側の岩の上がチョウノハナ(京のはな)。

最も格の高い拝所があり、クバの木を伝って、琉球の創世女神・アマミキヨ(別名アマミク)が降臨する場所。

ちなみに、御嶽の最も奥になる上の写真・立札のある場所から、金製の勾玉などが出土しました。聖なる場所なので、触れないようにしましょう。

香炉(拝所に据えられた四角い石)が並んでいるところで、岩に手を当てると、「気」を感じることができるとか。

香炉に触れてはいけません! 気を付けましょう。この看板は、絵入りで外国人にもわかりやすそうです。

私も岩に手を触れてみたけれど、感度が鈍いのか、特に何も感じることはできませんでした。

久高島遥拝所

三角形の洞窟をくぐると、目の前が開け、神の島・久高島が遥拝できます。

でも昔は、久高島を遥拝することはできませんでした。

近世になって三庫理の岩壁の一角が崩れたことにより、久高島が遥拝できるようになり、かつての三庫理は三方を岩壁に囲まれた空間だったそうです(ますます胎内っぽい)。

聖なる場所には、タブーもいっぱい。今も続く信仰に配慮したいですね。

こんなところに砲台跡が!

4年前、私が斎場御嶽を訪れた時には、気づかなかった場所にも行ってみました。

それが、ウローカーという、禊の井戸。

本当は、斎場御嶽に入る前に、ここに行くべきだったのです。

でも時間に限りのある私たちは(14:56発那覇行きのバスに乗りたい)、まず斎場御嶽を見学し、もし時間に余裕があったら、ウローカーを見学するという計画でした。

幸い、時間に余裕があったので、ウローカーに行きました。

この階段を降りるのです! 昔は台風で荒れていたから、しばらく立ち入り禁止だったとか。4年前に訪れた時も、もしかしたら立ち入り禁止だったかな?

急な下りなので、めちゃくちゃ怖い。帰りの上り坂も怖い。

ウローカーに着く前に、砲台跡がありました。

米軍の沖縄上陸を防衛するため建設された、中城(なかぐすく)湾臨時要塞の一翼を担っており、2基の砲台跡と、それを繋ぐコンクリート通路や小部屋があったそうです。

まさかこんな聖地のすぐ近くに、砲台があったとは!

琉球王国最高の聖地・斎場御嶽1 御嶽へのアクセスと、2つの拝所(大庫理・寄満)

2019.03.03

大庫理の近くにあった艦砲池にもびっくりさせられたのですが、それ以上の驚きでした。

聖地と砲台、どう考えても結びつきません。草生した砲台跡には、虚無感が漂っています。

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以前バスツアーで訪れた、和歌山県の友ヶ島を思い出しました。

ウローカー

更に坂道を下ります。

やっとウローカーにたどり着きました。

ちょっとわかりにくかったけれど、何とか発見!

茂みの中の泉から、きれいな水が湧き出ていました。

昔ながらの井戸の姿をとどめています。イモリがいますね。

斎場御嶽からしみ込んだ雨水が、地下を伝って琉球石灰岩の岩盤下から湧きだした、清らかな水。

当時の祭祀には欠くことのできない、聖なる水でした。やはり御嶽に行く前に行くべきだった。

水をためる正方形の水槽と、タイル状の基壇からなっており、琉球石灰岩を整形した切り石で造られています。

なお、「斎場御嶽入口」のバス停からバスが走ってきた道(国道331号線)を戻り、そこからウローカーにアクセスする方法もあるそうです(数分歩いたところにあり)。

詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。

全ての観光を無事に終えて、さんぴん茶を購入して一休み。

バスが来るまで、バス停上空をやたらに飛び回っていたヘリ(米軍か自衛隊かわからない)が、とても印象に残りました。

やっぱり沖縄は、基地の島なんだなと、聖地を後にしながら思いました。

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