2018年末から2019年初頭にかけて、西オーストラリア州のパースを訪れました。
「世界一美しい街」ともいわれるパースは見どころも多く、どこに行くか悩ましいところです。
そんな時には、無料バスで行ける無料ポイント、キングスパークを訪れてみるのはいかがでしょう。
美しい緑や歴史的記念物、そしてパースの町を見下ろす絶景ポイントもあってお薦めです。
アデレードテラスのホテルからは935番のバス
私たちの宿泊したホテルは、アデレードテラス地区のパンパシフィックパース。
このホテルの部屋から見える、塔のある場所が、キングスパークらしいと気が付きました。
運よくホテルの近くにバス停があり、このバス停から出る935番のバスがキングスパーク行き。
市バスなのですが、市内中心部の「ゾーン1」圏内であればすべて無料なのです。財政事情がいいのですね! 市バスが無料ではない地域の住民なので、かなりうらやましい!
無事に935番の市バスが来ました。いざキングスパークへ!
広大なキングスパーク まずは戦争記念碑へ
英語とmaps.meを使いこなす長女のおかげで、何とかキングスパーク内のバス停で下車。
この時私たちは目の前の景色の良さに、ついついバス停の位置を確認し忘れましたが、皆さんはしっかり帰りのバス停を確認しておいてくださいね!
どうやら私たちが下車したのは、「Fraser Avenue」(フレイザーアベニュー)というバス停のようですが、ここからの眺めが素晴らしい。
パースの街並みや、スワン川が眼下に広がります。
ヴィクトリア女王かな?
この辺り、オーストラリアの烏でしょうか? 日本の烏とも違う、独特のしわがれ越えの鳥がいました。何だったのかな。
緑の道はどこを歩いても気持ちがよさそうですが、まずはガイドブックに紹介されている戦争記念碑へ。
近づいてよく見ると、2度の世界大戦で亡くなった人々の名前が刻まれてあり、花が置かれてあったりして、厳粛な気分になりました。
平和に観光旅行できる私たちは幸せです。ここからの眺めも素晴らしい!
こうやって、ここで憩いながら、パースの人々は平和へ想いを寄せているのでしょうね。
ボタニカルガーデン(植物園)
キングスパークは、404ha(ヘクタール)、つまり東京ディズニーランド40個分!(これも想像つかない!)という広大な面積を誇る公園です。
テニスコートやBBQエリア、プレイグラウンドなどがあり、市民の憩いの場となっていますが、中でも有名なのが植物園。
ベストシーズンは春(日本の秋)で、ワイルドフラワーが美しいのだとか。
園内はとても広いので、地図をもらっておけばよかったなと思いました。ビジターセンター(売店の隣)で地図をもらえるそうです。
適当に歩いている私達でも、不思議な植物に出会いました。これは何だろう?とっくりのような形の木です。
実は、『星の王子さま』(まだ読んでない)に登場するので有名な、バオバブの木でした。
『星の王子さま』では、星を破壊する有害な巨木として描かれているようですが、食用・薬用・ロープの材料など、アフリカやオーストラリアでは昔から親しまれている木だそうです。
とてもいい景色も見ることができます。水上バイクのエンジン音が少々うるさかった。
こんな橋(遊歩道)も渡りました。
ユーカリの森の中にある、グラス・ブリッジです。森の中を、空中散歩しているみたい。
ちょっと高所恐怖症の人は怖いかな? 私は日焼けの方が怖かった。日焼け止めや帽子は必携!
グラス・ブリッジの上からは、今までとはまた違った絶景が見えました。
ウォーターガーデンなど、他にも見どころがたくさんある植物園ですが、あまりにも広大なので(地図もないし)、少しだけしか散策できませんでした。
日本ではあまり見かけない(私だけ?)花々に癒され、適当に歩いていると、帰る道=市内へ戻るバス停の場所がわからなくなってしまいました。
何とか大きな駐車場のそばにバス停があるのを見つけました。
うまい具合に、バスも停車しています(始発だったのかな?)。あの935番のバスでした! これに乗って(始発なので貸し切り状態)、無事に市内中心部まで帰りました。
キングスパークの魅力 まとめ
キングスパーク訪問記、いかがでしたか?
この後フリーマントルを訪れるという欲張りプランだったため、キングスパークは短時間の滞在でしたが、大都会と大自然が共存しているオーストラリアらしい場所で、とても気に入りました。
夜景も素晴らしいようですし(でも夜間は気を付けてくださいね!)、のんびりゆったり、地元の人たちと混じって、美しい公園で1日過ごすというのもいいかもしれません。
帽子や日焼け止め、そして地図を忘れずに、キングスパークを満喫してくださいね!
コメントを残す