2019年4月29日(月)、初めてのワルシャワ観光に出発しました。
ワルシャワ蜂起博物館を見学した後は、夫の好きなショパンゆかりの地を巡りました。
洗礼者ヨハネ大聖堂で聞くショパン
王宮からの道を進んでいくと、洗礼者ヨハネ大聖堂が見えてきました。
レンガ造りのファサードが印象的。
ワルシャワで、一番古い教会で、地下には歴代の国王の他、ワルシャワの著名人が埋葬されています。
パイプオルガンコンサートがあったので、チケットを購入。確か40zlだったように思います。
この方がオルガニスト。ポーランド語と英語で、最初に曲の紹介をしてくれました。
ショパンが作った曲も演奏されましたが、やっぱりショパンの曲は、ピアノの方がいいかな(あくまでも個人の感想です)。
ショパンが育ったワルシャワの街では、ショパンのコンサートが盛んみたいですね。
ショパンが通ったレストラン
この日の昼食は、ホノラトカというレストランで食べました。
1826年創業の老舗レストランで、ショパンが通ったことで有名なのだとか。
旧市街からも近くて、わかりやすい場所にあります。看板が目印ですね。
内部です。
この絵は、ショパンがワルシャワを去った直後に起きた、ロシアに対する市民の抵抗運動(11月蜂起)かな?
かなり広い店で(途中から日本人団体客が入ってきました)、たくさんの部屋に分かれています。
ワインセラーを改造した店のようでした。
お客のお目当ては、このショパンの絵。
そして「ショパンメニュー」。白ワインも注文しました。
2人で訪れたのですが、1人前でちょうどいい分量だとウェイターさんに言われ、1人前にしました。
下はグリーンピースのスープ(12zl)。
朝食抜き(機内で持ち帰ったパンを食べたくらい)でよく歩いたので、お腹も空いていたのですが、ちょうどいい分量。上のきのこソース(ポルチーニ茸)が絶品でした(29zl)。
メインはアヒルの料理。中央は赤キャベツです(49zl)。
デザート(チーズケーキ14zl)とラム酒入りコーヒー(15zl)もついて、本当におなか一杯。大満足でした。
白ワインも頼んだので、代金は合計172.70zl(5,128円)。
ちなみに、ショパンがホノラトカで好んだメニューは「ラム酒とチョコの旋律のクリームソース」と「リンゴのフリッター」。残念ながらランチメニューではなかったので、パスしました。
でも午後のティータイムの時には、BGMがショパンのピアノ曲のようです。ティータイムに訪れて、ショパンを聞きながら、彼の好きだったメニューを食べるのが本格派かな。
ランチタイムは残念ながら、BGMはショパンではありませんでした。
青年ショパンのコンサート会場
ホノラトカの近くに、立派な建物がありました。
ムウォジェホフスキ宮殿という、バロック様式の建物です。
門の前にあるのは、1829年に描かれたショパンの肖像画。
ポーランドの肖像画家のアンブロツィ・ミエロシェフスキがショパンの両親、姉のルドヴィカ、妹のイザベラと共に、ショパン本人の肖像画を描いたものです(肖像画の原本は第二次大戦で焼失。現在は白黒写真しか残っていません)。
この建物で、1829年12月、ワルシャワの商人たちの会合でショパンは『ピアノ協奏曲第2番』を初演したそうです。
ワジェンキ公園
ショパンゆかりの地を巡る旅の最後を飾るのは、ワジェンキ公園。
旧市街からは距離があるので、バスに乗っていきました。ちょっと運転が荒っぽいです。
夏の間(5月から9月まで)、毎週日曜日に開かれるショパン・コンサートで有名な公園だそうです。コンサートはこの像の下で行われます。
そして公園に入ってすぐに目につく、この像こそショパンの銅像。
世界でもっとも有名なショパン像らしいです。
私たちの目的も、この銅像を見ることだったのですが、これだけで帰るのももったいないので、もう少し散策してみることにしました。
とても広い公園です。
美しい花も咲いています。
ポーランド最後の王、ポニャトフスキーがここにワジェンキ宮殿を建造したため、そのまま公園名になりました。
敷地面積は76万m2もあり、植物園や劇場があって、ヨーロッパでも美しい公園として知られています。
元々宮殿の敷地に浴場が存在したことから、「ワジェンキ」(浴場)という名前が付けられました。
私たちが訪れた4月29日(月)は、ショパン・コンサートは開催されていませんでしたが、夏のコンサート会場となったワジェンキ公園も見てみたいなと思いました。
コメントを残す