2019年5月1日(水)、スロバキアの首都ブラチスラヴァから列車でウィーンに到着した私達は、さっそくウィーンの街歩きへ出発!
今回、長女がウィーンを初めて訪れたということもあり、観光だけでなく、ウィーンのおいしいものを食べたい!という要望もありました。
初めてのウィーンは、やはり外れなしの定番グルメから堪能するのがいいですね。
行列の出来る店1 カフェ・デメル
シュテファン大聖堂見学後、大聖堂の近くに、有名カフェ「デメル」があったので、早速行ってみることに。
店先には長い行列が出来ていましたが、「これだけ長い行列だと、絶対諦めて行列から抜ける人もいるはず」と覚悟を決めて並んだ甲斐あって、予想より短い待ち時間で座ることが出来ました。
それにしても、行列の日本人率が高い(汗)。
行列は、2階の階段まで続いているのですが、階段からは、ガラス張りの厨房でのケーキ製造工程を見ることができました。
この店は、ケーキ一筋。帝国時代には帝室御用達の看板を掲げていたという、200年を超える老舗の洋菓子店です。京都の老舗和菓子店みたいですね!
もう1つの有名カフェ・ザッハーとデメルが「ザッハートルテ」の権利を争っていたというのも有名な話です。
私達も絶対ここでザッハートルテを食べようと決めていました(ザッハーのと食べ比べるつもり)。
「好きなケーキを選んで下さい」と言われてショーケースに案内されると、あまりのケーキの美しさに、目移りしてしまいました。
以前ザッハーには行ったことがあるのですが、こんなサービスはありませんでした。もっと慌ただしかったような気がします。
高い天井、シャンデリア、フランツ・ヨーゼフ皇帝?の肖像画など、カフェの室内も高級感あふれていましたが、ゆったりとケーキの前で悩むことが出来るというのは、最高の贅沢かも知れません。
結局ザッハートルテ(6.70ユーロ)とクリームケーキ(5.00ユーロ)を注文。これが今日の昼食でした。ザッハートルテは、見た目ほど甘くはありません。とても美味しかった。
コーヒーも色々頼んでみました。
手前はエスプレッソと温かいミルクが半々で、上にミルクの泡がのっているウィーン風メランジュ(5.90ユーロ)。カプチーノと似ているかな。
その後ろは、クライナー・ブラウナー(3.90ユーロ)。モカにクリームをつけてサービスしてくれます。
グラスに入っているのはアインシュペンナー(5.90ユーロ)。エスプレッソにたっぷりのホイップクリームがのったもの。
美味しいコーヒーとケーキで、シュテファン大聖堂南塔の343段の階段を上ったり、長い行列に並んだ疲れも吹き飛びました。会計は合計27.40ユーロ。
後で知ったのですが、デメルは日本でも、百貨店などに出店しているそうです。
猫の舌チョコレートは大阪・梅田でも購入できそうだけれど、スミレの砂糖漬け(皇妃エリザベートの大好物)が載ったデメルトルテも食べたいな。これはウィーン限定かな。
行列の出来る店2 フィグルミュラー
ウィーングルメの筆頭にもあげられることが多いのが、ウィーン風カツレツ。
ウィーンではシュニッツェルと呼ばれます。
そのシュニッツェルの名店が、フィグルミュラー。
ケーキを食べたばかりだけれど、「いかにも夕食時」という時間に行くと、ものすごい行列らしいので、4時半頃に行ってみることにしました。
1号店(下の写真)と2号店があるのですが、1号店は(1905年創業!)予約客のみの受付だったので、2号店に行きました。この日がメーデーという祝日だったから、お客が多いのかな?
1号店にはタキシードを身に纏ったウェイターさんがサービスしてくれるそうです。
2号店も長い行列が出来ていたのですが、2号店の方が店が大きく、座席の数も多いので、心配したほど待つことはありませんでした。
それにしても、時間を問わず、シュニッツェルを食べたい人が予想以上に多かった。フィグルミュラーの威力、おそるべしです。
この店の人気の秘密は、まずシュニッツェルのサイズ!
お皿からはみ出すほど大きいのです。大きいのが豚肉のフィグルミュラー・シュニッツェル(15.50ユーロ)。右は仔牛肉のウィンナー・シュニッツェル(20.50ユーロ)です。
長女が「絶対量が多いから、サラダは注文しなくていい!」と強く勧めたので、今日はあまり野菜を摂っていないなと思いながらも、サラダは注文しませんでした。
サラダは注文しなくても、ビールは注文。大4.70ユーロ、小3.70ユーロでした。シャンパンも1杯頼んで5.50ユーロ。合計49.90ユーロでした。
シュニッツェルは大きくても、肉は薄くのばしてあるし、とても食べやすかったです。
ケーキを食べたばかりだけれど、ぺろりと完食。美味しくて大満足!
ゲルストナーでスミレの砂糖漬け購入
皆さんはウィーンと言えば、女性では、誰を連想するでしょうか。
私は断然「偉大なるマリア・テレジアに決まってる!」派ですが(尊敬してます)、夫は断然「皇妃エリザベート」派のようです(幸薄い美女が好き?)。
そのエリザベートが愛したお菓子が、「スミレの砂糖漬け」。
デメルでも売られているのですが、私達はどうせなら、エリザベートの肖像画が箱にデザインされているスミレの砂糖漬けが欲しくて、ゲルストナーを訪れました。
ウィーン国立歌劇場の前にある帝室御用達の菓子店ゲルストナーは、1847年創業の老舗。
店内の装飾が本当に素敵で、かつて貴族の館だったそうです。
スミレの砂糖漬けは、特設コーナーで販売されていて、試食も出来ます。
3月〜4月に収穫されたスミレをよく洗って乾かし、アカシアのはちみつと砂糖で固めたもので、ふんわり花の香りもしました。
せっかくお土産で購入したのに、まだ一口も食べていません。もったいなくて未開封。
7月のとってもハードな仕事が一段落したら、白ワインに浮かべて、優雅に飲んでみたいな。
ちなみに、こんな素敵なカタログももらえました。
いつか、この木箱入りシシートルテにご対面したいものです。食べられるかな?
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