台北近くの知られざる観光地5 烏来名物温泉郷とタイヤル族博物館

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2019年7月13~15日、3連休を利用して、ピーチで台北を訪れました。

最終日の今日訪れたのは、台北近郊の烏来です。

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2019年11月17日

烏来と言えば温泉

烏来(ウーライ)とは、原住民タイヤル族の言葉で「温泉」という意味だそうです。

300年ほど前、彼らによって温泉が発見されました。

今でも河原は公衆の露天風呂(無料)となっており、水着着用で入浴できます。上の写真の奥の河原に、水着着用の人がいるのですが、わかるかな?

小川源温泉で、川を眺めながら入浴

私たちは水着を持っていないため(ピーチ利用なので、荷物は極力減らしたい)、日本式の温泉を探しました。

今回お世話になったのは、小川源という温泉旅館。

老街の中にあり、わかりやすい場所です。

入浴と食事がセットになっているプランもありますが、今回は入浴のみにしました。

看板猫かな?可愛すぎる!

早速内部へ。

階段を下りて、どんどん下の階へ。つまり河原近くに降りていきました。

ここの温泉旅館は、大浴場ではなく、個室で入浴するというスタイルです。

窓からは外が見えて、入浴しては休憩を何度か繰り返します。ただし、窓が開いているため、隣の物音がよく聞こえるのが玉に瑕。

脱衣室というものがなく、個室の一角に荷物を置き、服を脱ぐため、荷物が多い場合は濡れないように注意しましょう(荷物が多いので、私たちはちょっと狭く感じました)。

シャンプーやリンスはありますが、ドライヤーはありません。

でも旅の疲れを取って、リフレッシュできました。

烏來泰雅民族博物館

小川源温泉旅館に近い老街の一角にある目立つ建物が、「烏來泰雅民族博物館」。

烏来の原住民「泰雅(タイヤル)族」の伝統と習俗を継承し、希少な文物を保存するため、新北市が2005 年に開設したものだそうです。

タイヤル族の生活習慣や風習などが紹介されていました。

彼らは台湾原住民の中でも2番目に数が多いのですが、独自の文化が失われつつあり、最近では小学校でもタイヤル語教育を実施するなど、原住民文化を見直す動きが高まりつつあるようです。

彼らは日本統治時代まで、焼畑農業と狩猟によって生計を立てていました。

また、タイヤル族伝統の織物は、今でもその芸術性が高く評価されています。

タイヤル族は、顔の刺青(イレズミ)が特徴で、それが結婚の条件になっていました。

狩猟と機織りの技術を持つ男女のみに許された名誉ある刺青。これがないと、社会的に無視されてしまいます。

特に男性の場合は、成人への通過儀礼として「首狩り」を行う必要がありました。

狩った首の数が多ければ、特別な衣服や装飾をつける権利を得たのだとか。

そのためタイヤル族は、台湾原住民の中でもとくに勇猛果敢で、日本の支配にも最後まで抵抗しました。

休日には、民族衣装を身に付けた男女が、観光客向けに歌と踊りのショーを披露しているとのことですが、私たちは平日に訪れたため見ることができませんでした。

タイヤル族の料理・憧れの竹筒飯を堪能

博物館でタイヤル族について学んだあとは、簡単に昼食をとることに。

朝と比べると、老街の活気が段違いです。

老街には、タイヤル族伝統の料理を出す店が並んでいました。山や川の恵みがいっぱい!

猪肉のソーセージは、ちょっと高めのようで、手が出ません。

タイヤル族のお酒(地酒?)であるアワ酒(小米酒)も、買うことができませんでした。機内持ち込みのバッグ1つしか持ってきていないので(ピーチ利用)、仕方ありません。

でも何気なく足を止めた店で注文した竹筒飯が、とても美味しかったのです。もち米で、味付けのおこわという感じ。

アワ酒(小米酒)や猪肉ソーセージは残念だったけれど、今までずっと食べたかった竹筒飯が食べられて、大満足で烏来を後にしました。

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