ウズベキスタン紀行7 ブハラのタキ・バザールと美しいイスラム建築の数々を見学

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2019年8月10日(土)。前日ブハラに到着した私たちは、本格的にブハラ観光開始です。

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タキ・バザールは3カ所あった

早朝では観光できない、ブハラの見どころの1つがタキ・バザール。

タキとは大通りの交差点を丸屋根で覆ったバザールのことで、関所のような役割もあったそうです。

厳密にいうと3箇所あって、ホテル前の道をまっすぐ進んでいくと

タキ・サラフォン(両替屋)があります。

朝食前に、既に前を通っていたのでした。

確かに丸屋根です。ラクダに乗ったまま通れるように、高い天井になっていました。両替屋という業種なのか、あまり派手な店はなかったように思います。絵画など、土産物も売られていました。

そして次に訪れたのが、タキ・テルパクフルシャン(帽子市場)。

ここも丸屋根。シルクロードからのキャラバンが、ここを通って行ったのですね。

その名の通り帽子も多いのですが、日用品などもあって面白いです。

タキの外にも、店がいっぱい!

見ていて飽きません。

陶器もカラフルでエキゾチック!

そして、さらに北に進むとタキ・ザルガロン(宝石商市場)。

グーグルマップの経路はすごく遠回りですが、まっすぐ行けばいいだけのはず。

タキ・ザルガロンは規模が最も大きいようで、周囲に商店や職人の仕事場が36あり、それぞれが小さい丸屋根を持っていました。

まるでタコ焼き器をひっくり返したような、独特の屋根の形がかわいい!

コウノトリのはさみ

タキの屋根の上に、コウノトリがいるのを見つけました。装飾でしょうか。

ブハラではコウノトリはシンボル的な存在で、豊作や幸せをもたらしてくれる鳥とされています。

そのためブハラのお土産として、コウノトリのはさみが有名。

コウノトリのはさみを売る店も、いくつかありました。

『地球の歩き方』で紹介されていた、各コンクールで受賞歴があるというはさみ名人の店を探してみたのですが、写真の雰囲気と同じ店が見つからず、値段も高いので今回は断念です。

ウルグベク・メドレセとアブドゥールアジス・ハン・メドレセ

タキ・ザルガロンの近くには、2つのメドレセがありました。

1つは中央アジア最古の神学校であるウルグベク・メドレセ。

ティムール帝国第4代の君主で、学者としても有名なウルグベクにより設立されました。

ウルグベクは、紙幣にも描かれているすごい君主なのですが(でも息子に殺された)、ブハラに残るゆかりの建物は、ここだけでした(サマルカンドには多い)。

もう1つのアブドゥールアジス・ハン・メドレセは、それから200年以上後に建てられた神学校。

装飾には、インドやオスマントルコ帝国の影響がみられるそうです。赤や黄色などの色も、多く使われていますね。

どちらも内部には入りませんでしたが(入場料必要)、外観を見るだけでも、美しさは十分伝わってきました。

カラーン・ミナレット周辺

朝食前にも訪れたのですが、タキ・ザルガロンから近いので、再度訪問。

昼間見ると、光線の具合でまた印象が変わります。

ミル・アラブ・メドレセの青いドームが一段と輝いているようでした。

チャル・ミナル

この建物は、旧市街の東の、狭い路地の中にありました。

他の見どころとは離れた場所にあるので、観光客も少なめです。私たちは暑い日中はホテルで休憩し、夕方、少し日が落ちたころに(それでも暑かったけれど)ここを訪れました。

チャル・ミナルとは「4本のミナレット」という意味で、1807年、トルクメニスタンの大富豪によって、メドレセの門番小屋として建てられたそうです。

メドレセはもう失われてしまい、この美しい建物だけが残りました。

よく見ると、ここにもコウノトリがいました。これも装飾かな?

オアシスの街・ブハラには、昔はラビハウズの他にも200近い池(ハウズ)があり、コウノトリがたくさんいたのですが、不衛生であったため池は次第に減り、餌がなくなったコウノトリも減ったのだそうです。

ブハラの街にも、兵庫県豊岡市のように、コウノトリが蘇るといいですね。

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