2019年8月11日(日)。この日は午後に、ブハラからサマルカンドへ移動する日です。
昨日ブハラの主な名所を見学し、民族舞踊ショーも堪能した私達は、午前中、ブハラ最後の観光を予定していました。
痛恨の観光リタイア
今日の目的地は、イスマーイール・サーマーニー廟という、中央アジア最古のイスラム建築。
日本で言えば、平安時代初期に建築されたそう。もちろん世界遺産です。
私もとても楽しみにしていたのですが、昨日からの熱は下がったものの、今朝は歩くのも辛いほどの腹痛と下痢。早朝の散歩を途中で引き返してしまいました。
豪華なホテルの朝食も、全く受け付けません。飲み物すら駄目でした。
今回私達は正露丸を忘れてしまい、娘の正露丸を節約しながら使う始末。ストッパ下痢止めも飲んだけれど、ほとんど効果なし。
正露丸を忘れたことを後悔しつつ、悪いものはどんどん排出した方がいいと開き直ったけれど、とても外には出られません。
夫と長女だけでイスマーイール・サーマーニー廟に行ってもらい、私はホテルで寝たきり状態。テレビでずっと流れていた民族音楽が、心を慰めてくれました。
願いが叶う?! イスマーイール・サーマーニー廟
イスマーイール・サーマーニー廟の場所は、少し中心部から離れています。
2人は、カラーン・ミナレット経由で歩いたようです。
アルク城からさらに西へ。
途中には、遊園地や動物園もありました。
暑い中、乗り物にも乗らず、30分以上かけて歩いたそうです。
やっと到着! レンガの積み方だけで、様々な複雑な模様が造られています。すごい技術だと思います。
ちなみに入場料は、1人4,000スムでした。
イラン系初のサーマーン朝(首都はブハラ))全盛期を築いたイスマーイール・サーマーニーが眠るとされているこの建物は、宝石箱にも例えられているそうです。
モンゴル軍来襲時には、すでに砂の中に埋まっていたため、破壊を免れたのだとか(ソ連の考古学者により発見)。
廟を3周すると願いが叶うという言い伝えがあり、夫と長女が私の体調が良くなるように、暑い中、廟を3周してくれました。本当にありがとう!
帰りは、このような光景も見たそうです。こんな所に羊飼いさんかな?
ブハラ旧市街でATMが使えない!
日本ではキャッシュレス化が叫ばれていますが、ウズベキスタンではまだまだ現金が活躍していました。
最初に訪れたヒヴァでは、ホテルのATMも、路面にあるATMも作動せず、宿泊先のホテルスタッフが両替所まで案内してくれました。
ブハラでも、鉄道やバスのチケット、民族舞踊ショーのチケットを購入するうち、段々現金が乏しくなり、ATMを探したのですが、世界的な観光地なのにATMが動かない。
最初に見つけたATMは、ATMボックス(電話ボックスみたいなもの)横に鍵を持ったおじさんがいる、セキュリティー万全の頼れる外観。
銀聯カードでは現金が引き出せたようなのに、なぜかVISAカードは受け付けてくれない。VISAカード使えます!みたいなステッカーは貼ってあったのに。
タキ・バザール近くのATMは、紙幣が足りないらしく使用不可。先客のマダムもお怒りでした。
昔のトルコみたいに、紙幣の価値が下がって高額紙幣ばかりが流通しているからかな?
ちなみに今年の7月から、小額紙幣が使用不可能になっています。気をつけて下さいね。
ウズベキスタン 当地小額紙幣(50、100、200、500スム紙幣)をめぐる注意喚起
ホテルアジアの地下にある両替所も、営業開始が遅かったり、昼休みが長かったりで、私達は(ぎりぎりまで粘ったけれど)利用できませんでした。
こんなに立派なホテルなんですが、なかなか利便性がいいとは言えないようです。
ブハラ駅で両替できた!
現金が心細いですが、私の体調では公共交通機関&徒歩は無理と判断され、ブハラ駅までタクシーで行くことに。
ブハラの駅はブハラ市内ではなく、ブハラ南東のカガンという街にあるため、タクシー代は40,000スムかかりましたが、背に腹は替えられません。
少し早めに駅に到着し、駅の内部を見てみると、ありがたいことに両替所があったので100ドル両替。レートも悪くなかったです。
少し現金に余裕が出たのと、朝から何も食べてなくて(夫と長女は昼食抜き)、少し喉が渇いたので、売店でジュースを購入しました。
その時はザクロジュースかと思ったのですが、イチゴジュースかな? とにかくとても美味しかった。1つ5,000スムでした。1本70円前後かな。安いです。
後半体調不良に苦しめられたブハラですが、いつか万全の体調で再訪し、イスマーイール・サーマーニー廟にお礼参りに行きたいと思っています。
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