2019年夏の中央アジア旅行も、8月18日(日)アルマトイ滞在でいよいよ最後となりました。今日は1日アルマトイ観光です。
この日は前日とは違って、とても素晴らしい天気でした。
ネットで評判のビッグアルマトイ湖が素晴らしい!
『地球の歩き方』派の夫によると、アルマトイにはあまり観光地がないとのこと。
でもネットで情報収集する長女は、『地球の歩き方』に掲載されていない場所を見つけました。
それが、アルマトイ人気観光地№1にも輝いたビッグアルマトイ湖。
ネットの写真で見てみると、天候や季節によって、湖の色がさまざまに変化しています。山の中にある、神秘の湖という感じ。
アルマトイ中心部から南に約15kmに位置する湖で、車で約1時間ほどで行けるらしい。
これは行くしかないだろう!と決断し、長女がホテルのフロントで交渉して、タクシーを呼んでもらうことになりました。
ホテルからビッグアルマトイ湖経由グリーンバザール(市内の中央バザール))で、料金は8,000テンゲ(約2,400円)。湖の観光中、ちゃんと待機してくれるというありがたさ。
アルマトイは標高750~900mに位置していますが、湖は標高2,511mです。
イルアラタウ国立公園の中にあるため、途中で入場料を購入。バスでも訪れることができますが、カザフスタンに慣れない私たちは、タクシーで訪れて正解でした。バスは混みそうです。
山を登るにつれ、だんだん寒くなってきました。天気はいいものの、やはり長袖必携!
これがその湖です!
青空と雪山、そして湖の不思議な乳白色が印象的。この水は、氷河の水です。
この地域の飲料水源であるため、水に触れることは禁止されています。
岩をバックにして、記念撮影する人々もいました。
湖だけではなく、山の斜面の緑や青空も美しくて、本当に訪れてよかったです。
中央バザール
タクシーの運転手さんが送り届けてくれたのが、中央バザール別名グリーン・バザール。
ここも月曜日が休みだったので、日曜日に訪れることができてよかったです。
まずはバザールの外側にある露店から。
いいにおいがします。お昼時が近いので、おなかが空いてきました。
日常雑貨が充実しています。
キルギスの首都・ビシュケクのオシュ・バザールよりは、都会的な感じ。
アルマトイとは「リンゴの里」という意味で、今は残念ながらリンゴの木はないのですが、バザールにはおいしそうなリンゴが売られていました。
子供たちが学校で使う文房具なども、ここで調達するのでしょうか。
建物内部の屋内バザールは、原則撮影禁止だとのこと。知らずに1枚撮ってしまいました。
ウズベキスタンの首都・タシュケントのチョルスー・バザールもそうでしたが、大量の肉を見ているととても複雑な気持ちになります。命は大切にしなければ。
28人のパンフィロフ公園
次に訪れたのが、バザールから近い、28人のパンフィロフ公園。
パンフィロフ公園は、ビシュケクのホテルの近くにもありました。
独ソ戦(別名「大祖国戦争」)の際、カザフ社会主義共和国から出征してモスクワを防御し(ナチスの戦車隊の進撃を数日間阻止)、戦死したパンフィロフ将軍率いる28人の戦士を記念して造られた公園だそうです。
そのため、美しい緑あふれる公園なのですが、入り口にこんなものが。対戦車砲??
こちらにもあります。
中央に立つ、軍服姿の銅像はバウイルジャン・モミシュリという人物。パンフィロフ将軍の率いる勇士の生き残りで、戦後は小説家になった祖国の英雄でした。
公園入り口近くには、バイクステーションもありました。緑の自転車は、公園によく調和していますね。
公園の内部では、こんな馬たちがお客さんを待っていました。
公園の中央には、美しいゼンコフ正教教会があります。
ここにも蜂蜜の屋台が。
さらに東へ進みます。
風船売りがいたり、路上ミュージシャンがいたり。市民の憩いの場となっている公園です。
そして見逃せないのが、この銅像。戦う兵士たちの像です。
あまりの大きさと迫力、そしていかにも社会主義国家旧ソ連らしい芸術にびっくり。
公園内にはこのほかにも、永遠に火が燃える無名戦士の墓や戦死者を悼む数々のモニュメントがあり、戦争の傷跡を伝えているようでした。
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