『麒麟がくる』ゆかりの地・安土2 安土城址に行く前に、訪ねてみたい施設

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安土城郭資料館

安土城址を訪れる場合、多くの人はJR安土駅から安土城址を目指すと思います。

今回紹介する施設の中で、一番駅に近いのが安土城郭資料館

2010年はまず観音正寺に行ったためここには行けず

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2021年1月26日

翌年に念願叶っていくことができました。

この施設の見所は、なんと言っても実物20分の1スケールで製作された安土城の模型。

開閉式なので、内部を見ることもできます。

中心部の宝塔や吹き抜けなど、斬新なデザインには驚くばかりです。

後の城では全く見られない宗教的な雰囲気が、なぜ安土城には強いのかな?

信長に、ぜひ話を聞いてみたいですね!

滋賀県立安土城考古博物館

2010年、観音正寺の次に立ち寄ったのは、滋賀県立安土城考古博物館

中世ヨーロッパの修道院を思わせるような外観にびっくり!

特徴的なドームは、安土城の天守閣です。

内部は撮影できませんでしたが、弥生時代の遺跡や古墳の出土品もあり、長い歴史を感じさせます。

また安土城はもちろん、観音寺城や小谷城、彦根城関連の展示もあり、近江国にはいかに城が多いかが実感できました。

信長や秀吉、明智光秀の書状も収蔵され、見どころの多い博物館でした。

安土城天主 信長の館

続いて訪れたのは、博物館からも近い安土城天主信長の館

1992年開催の「スペイン・セビリア万国博覧会」の日本館で出展された、原寸大の安土城天主5階6階が展示されています。

黄金と赤が鮮やかな天主は、どこか日本離れした建物。

上の写真は6階です。信長は天主で暮らしていたらしく、ここが彼のリビングルームなのでしょうか?

5階もきらびやか! 内部の屏風もとても美しい。

屏風を担当したのは、狩野永徳。

姫路城や松本城の天守とはぜんぜん違う雰囲気。

天皇の即位の大礼が行われる大極殿(だいごくでん)の高御座(たかみくら)と、似ているようにも思えます。

どちらも八角形だからかな?

八角形の建物は、人の住まいというよりは、寺院のお堂というイメージも強いですね。

安土城だけ、「天守」ではなく「天主」と表記するのも、「天主(デウス)」というキリスト教の神を意識してるのかな?

正親町天皇と安土城

信長には、当時の帝・正親町(おおぎまち)天皇を安土城に迎えようという気持ちがあったと言われています。

安土城本丸御殿と御所の清涼殿(天皇の居所)も酷似しているそうです。

安土行幸が実現することはありませんでしたが、正親町天皇は、この安土城天主にどのような気持ちを抱いたのでしょうか。

NHK大河ドラマ『麒麟がくる』では、正親町天皇の存在感がものすごく、本能寺の変の黒幕かも?と思ったりしています。

信長はやはりイケメンだった?

この施設に展示されていた信長の肖像画がこれ。

真偽定かではありませんが(今のところ偽物説が強い?)、織田信長の次男・信雄(のぶかつ)を祖とする天童藩織田家の菩提・の三宝寺(山形県天童市)に伝わるという肖像画です。

原本は失われ、明治になって撮影された複製写真しか残っていません。私が見たのは、そのまたコピーです。

そのときの第一印象は、「高橋幸治さんに似てる!」

個人的に、歴代の大河ドラマ信長俳優の中で一番好きな俳優さんです。『太閤記』や『黄金の日々』で演じられていました。お元気かな?

この絵はいつも教科書やテレビ等で見る、信長の肖像画よりも断然リアルで、強い意志力が感じられます。

信長の一族は、美男美女揃いという話をどこかで読んだことがありますが、これなら絶対折り紙付き。

でも戦国時代の美意識と、今の私達の美意識は同じかな?

戦国時代のイケメンは、現代でもイケメンで通用するのかな?

などと考えながら、施設を後にしました。

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