源頼朝と三島神社には深い関係が!
2021年3月27日(土)、三島市を訪れる機会がありました。
三島市は伊豆半島北端(付け根)にある街で、街の名になっているのが三嶋大社です。
中世から伊豆国の「一宮」(伊豆国で最も社格の高い神社)となり、周辺には国司が政務をとる「国府」も置かれるなど、このあたりは伊豆国の政治・文化の中心でした。
後で知ったのですが、この鳥居の前を通っている道が、東海道だったのですね!
この三嶋大社を篤く崇敬したのが、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で注目されている源頼朝。
流人の境遇だった頼朝は、平家方の代官・山木兼隆館の警備が手薄になる三嶋大社の祭の日を狙って源氏再興の旗を掲げ、挙兵の前には従者の安達盛長に供物を捧げるなど祈祷も行わせています。
頼朝と北条一族らは、見事な勝利で初戦を飾ります。上の写真は、三嶋大社に行く途中に見つけたレリーフです。頼朝から刀を授かった加藤景廉が、山木を討ち取り勝利を決定づけたのでした。
桜の時期に訪れた三嶋大社
私達が訪れたときには、三嶋大社は桜が満開!
花見客を見込んで、屋台もたくさん出ていました。
それでも、コロナ禍の影響で花見客は少なめだったように思います。
美しい神池には
北条政子が神の分霊を移し、篤く信仰した厳島神社もありました。平家ゆかりの神社だと思っていたのですが、平家以外の人々にも信仰されていたのですね。
総門です。
大鳥居から拝殿までのちょうど中間地点のような場所です。広い境内です!
桜はまだまだ続き、花見の屋台もありました。
この「福太郎」というお餅が、三嶋大社名物だそうです(後で判明)。買えばよかったかな。
神門をくぐり、
舞の奉納や神事などが行われる舞殿(ぶでん)を過ぎると拝殿が見えてきます。
新年度を迎える時期のせいか、並んで拝む人が多いですね!
壮麗な社殿や、緻密な彫刻などを見ていると、ここが一宮だということがよくわかります。彫刻は、伊豆国の名工と駿河国の名工が、競い合って完成させたものだとか。
御朱印もいただくことができました。
神門前には、樹齢1,200年以上とされる老木の金木犀(キンモクセイ)がありました。
今は花の時期ではないのでちょっと残念。
宝物館には、北条政子の寄進と伝わる「梅蒔絵手箱 」(化粧道具箱 複製)がありました(上の写真は三嶋大社パンフレットから掲載)。とても美しい!
残念ながら宝物館は撮影禁止。本物は東京国立博物館にあるそうです。また見てみたいな。
コメントを残す