來宮(きのみや)神社へ
2020年8月(あの土石流災害の1年前)、熱海を訪れる機会がありました。
絶景カフェ・花の妖精での昼食後に訪問したのが、來宮神社。
私たちは関西人なので、熱海のこともあまり良く知らなかったのですが、熱海市街の中心部(山の手)に位置するこの神社は、熱海の中心的な神社なのだとか。
以前ご紹介した、源頼朝と北条政子ゆかりの伊豆山神社の地主神(じぬしがみ 神社が建つ土地の守り神)にもなっていると知ってびっくり!
一体どんな神社なのか、訪ねてみました。
荘厳な神社の入り口。樹木の緑と、鳥居の赤のコントラストが美しい。
ご本殿も立派。
ハート型に掃き集められた落ち葉?
周囲の木々が美しいためか、「インスタ映え」しそうな光景が多いなと思いました。
御神木・大楠のパワーをいただこう
本殿参拝の後、左横の小道(「楠への小路」)を進みました。
風情ある美しい小道には、なぜかヴェール。その向こうには
この神社のご神木! 本州1位(全国でも第2位)の巨樹である、樹齢2,000年を超える大楠がありました。ものすごい存在感! パワースポットになるのもわかります。パンフレットによると、幹の周囲23.9m、高さは約26m。
『となりのトトロ』で、トトロの住んでいた木に似ているな~と思って調べたら、トトロの木も楠でした。
今は「來宮(きのみや)神社」と表記しますが、昔は「木宮(きのみや)神社」の文字が使われたことからもわかるように、この神社は古代から人間の生活に欠かせない木の神=五十猛命(いたけるのみこと)を祀っています。御神体も木の根なのだとか。
御神木のご利益は「健康長寿(幹を一周すると寿命が1年延命する)」「心願成就(心に願いを秘めながら1周すると願いが叶う)」と言われているそうです。
また「きのみや」を「忌の宮(きのみや)」と解し、禁酒・禁煙など「断ちもの」祈願をする人も多いとか。
樹木と共存しているようなおしゃれなカフェもあって、何度でも訪れたい、素敵な雰囲気の神社でした。
御朱印もいただけて大満足です。
私たちは見ることができませんでしたが、Kodamaプロジェクトという、大楠とその周辺のライトアップも行われています(詳しくはこちらをご覧ください)。より幻想的な雰囲気が楽しめると思います。
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