ペリーロードとは
2020年8月(あの土石流災害の1年前)、熱海を訪れる機会がありました。
2泊3日の予定だったのですが、3日目は思い切って、下田に行くことにしました。
下田白浜神社や「唐人お吉」ゆかりの安直楼を訪ねた後、
いよいよ念願のペリーロードへ!
1854年に神奈川(横浜村)で日米和親条約を締結したペリー一行は、その後下田の了仙寺に交渉の場を移し、和親条約の細則を定めた下田条約を締結しています。
この時、ペリー一行が行進した道が、「ペリーロード」なのです。
石畳が敷かれ、とても分かりやすい。こんなタイルも発見! 開国情緒ありますね。
当時風待ちの港として繁栄し、ペリー一行が歩いたこの道は、実は芸者屋や遊女屋が立ち並ぶ花街でした。
今も当時の風情を残す建物が、平滑(ひらなめ)川沿いに建っています。
なまこ壁に川沿いの柳。当時の下田の繁栄ぶりが偲ばれます。
石積みの建物もあり、異国情緒漂う雰囲気がありました。開港場の面影がありますね!
ペリーさんの隠れ家でランチ
今日のランチは、ペリーにちなんで、「ペリーさんの隠れ家」という店でとることに。
場所はこちら。ペリーロードからも離れていません。
どこか船をイメージさせる、涼しげな外観。築105年の古民家を、おしゃれなカフェに改装したのだとか。
とりあえずビール!
地魚フライランチとペリーさんのステーキランチ、きのこのウニクリームパスタを注文。地元でとれた伊豆の野菜を使っているそうです。
想像以上のボリュームで大満足! 料理に添えられた旗もとてもかわいくて、インスタグラムで話題のカフェだというのがよくわかりました(長女から教えてもらった)。
さらに追加でデザートも! アイスに載ったクッキーの黒船がかわいい! 見た目も大満足のランチタイムでした。
ペリー艦隊来航記念碑と黒船電車
この店の近くに、ペリー艦隊来航記念碑がありました。
この場所にペリー艦隊は上陸し、大砲4門を先頭に軍楽隊が演奏しながら、了仙寺まで行進したそうです。
彼の外交手法については、強圧的だなと思うことも多々ありますが、結果的にこれが日本を近代社会に突入させたのですから、抜群の知名度を誇るのも当然かな。
驚いたのは、帰りに伊豆急下田駅から乗った列車が「黒船電車」だったこと。
関西人なので、こんな列車があるとは知らず、ちょっと感動。
リゾート列車なので、乗り心地も景色も最高!
現代にいたるまで、いろいろな影響を日本に与えているペリーと黒船なのでした。
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