宇治橋を渡って神苑へ 美しい松と献花
2022年6月12日(日)、大阪梅田発HISバスツアーに参加しました。今回のツアーは
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というツアーです。5/13(金)に関西TV「よ~いドン!」で紹介もされたのだとか。
40分間で慌ただしく外宮参拝を終えた私たちは、
バスでほんの少し離れた(10分ほど)伊勢神宮内宮(ないくう)へと向かいました。
内宮&おかげ横丁の滞在時間は2時間! まずは内宮に参拝です。
正式名は「皇大神宮(こうたいじんぐう)」。皇室の祖先神である太陽の女神・天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る神社です。
内宮の入り口になる宇治橋。今日もすごい人ですね! ここは聖界と俗界との境目となる場所。
五十鈴川(いすずがわ)の清流を渡って、境内へ入ります。
身が引き締まりますね! 外宮と異なり、内宮は右側通行でした。
外宮の場合は、一の鳥居をくぐると森が広がっていましたが、内宮では神苑が広がっていました。
盆栽のような松がいっぱい! 美しい眺めですが、日陰がないのがやや辛かったです。
歩いていくと、色とりどりの紫陽花が展示されていました。
こちらは花菖蒲。国華会という団体が、季節の花を奉納しているその一環だそうです。6月らしい美しい花々に大満足!
五十鈴川の清流と瀧祭神 内宮よりも先に参拝しよう!
更に進んで一の鳥居をくぐります。
鳥居の先に見えるのが、先程渡った宇治橋の下を流れていた五十鈴川の川岸へ続く道。
橋よりも上流にある、五十鈴川御手洗場(いすずがわみたらしば)です。
本当に美しい清流! 冷たい水が気持ちいいです。私たちは手だけを洗ったのですが、実は口もすすげると、後で知りました。
五十鈴川の清流には、お賽銭を投げないでほしいと添乗員さんからの注意がありました。
清流に感動したら、五十鈴川の神を祀る瀧祭神(たきまつりのかみ)に参拝するといいと教わったので、訪ねてみました。
社殿を持たない社ですが、地元の人々からは「おとりつぎさん」と呼ばれて親しまれ、内宮より先にこの神社に参拝すると、天照大御神に願いを取り次いでくれるそうです。お参りしてよかった!
正宮と荒祭宮を参拝
更に進むと見えてきたのは、外宮にもあった五丈殿(儀式用の建物 右)。
そして立派な入母屋造りの建物(左)。これが神楽殿です。
この辺りから参道沿いに木々が増え、木陰ができてとても歩きやすくなりました。
そして石段を登り、板垣に囲まれた正宮(しょうぐう)へ。
外宮と同じく、板垣の内部は撮影禁止でした。
外宮同様、正宮では個人的な願い事は祈らず、神様のお陰で今まで無事に過ごせてきたことに感謝しました。
個人的な願い事は、天照大御神の荒御魂(あらみたま=荒々しい神のパワー)を祀る荒祭宮(あらまつりのみや)で祈るのがいいので(これも外宮と同じ)、そちらへ向かいました。
消防ホース格納庫も、神宮の建物と同じ雰囲気でいいですね!
途中で見かけた御稲御倉(みしねのみくら)。神宮の神田で収穫される稲を奉納しています。
古式ゆかしい高床式倉庫ですね!
こちらも同じような高床式倉庫ですが、外幣殿(げへいでん)という建物で、古い神宝類(神々の生活に必要な品々)が保管されているとのこと。
古式ゆかしい建物を眺めながら、荒祭宮に到着。外宮同様、ここも石段の上り下りがあり、車いすの参拝者が困っておられました。古い伝統と現代のバリアフリーの動きが、将来もっと融合するといいですね。
外宮の多賀宮は正面から参拝できなかったけれど、ここでは行列も短く、正面から参拝できました。
参集殿で見た古武術奉納
荒祭宮参拝を終えた私たちは、帰路に不思議なものを見ました。パワースポットのようですが、どこにも何も書かれていません。
後で調べてみると、「四至神(みやのめぐりのかみ)」と呼ばれる場所で、神域の四方の神を祀る場所なのだとか。神聖な場所には違いないけれど、手はかざさないほうが良さそうです。
神楽殿で御朱印を頂いた後(300円)、近くの参集殿を通りかかると
偶然、能舞台で日本武芸の奉納が行われているのを目撃!
真剣を使った演武を初めて見ました。
花や演武など、伝統的な日本の技芸を見ることができて、本当に良かったです。
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