2022年8月24日(水)、トラピックス日帰りツアー(京都発)に参加しました。ツアーの名称は
■京都割■(京都駅/午前観光)ホテルグランヴィア京都ランチバイキング寅年ゆかり鞍馬寺&平安神宮七夕風鈴まつり日帰り
というもので、きょうと魅力再発見旅プロジェクトの対象コースです。
旅行代金は1人10,000円のところ、支援金5,000円が出るので、実質5,000円のツアー。京都応援クーポンも、1人2,000円もらえます。バスは1台でしたが、ほぼ満席の大人気ツアーになりました。
九十九折参道を歩く
由岐神社の参拝を終えた後は、鞍馬寺本殿を目指し、再び九十九折(つづらおり)参道を歩きます。
山麓から鞍馬寺本殿までは、約1km。約30分の道のりと言われていますが、急坂や石段があり、休みながら行くと、もう少し時間がかかります。サンダルを履いたことを後悔しました(特に帰りの急な下り坂は歩きにくい)。
見どころもたくさんあり、上は義経公供養塔。鞍馬寺で子供時代を過ごした義経ゆかりの場所は、このほかにもたくさんあります。
天にそびえる杉を崇める祠がある双福苑。
昔は勅使が通った勅使門だった中門をくぐると
貞明皇后(大正天皇の皇后)が行啓の際、休息された場所。皇后さまも徒歩で上られて、きっとお疲れになったことでしょう(立場上、あまり弱音を吐けないかもしれないし)。お察しします。
この辺りから、どこまでも続く(ように見える)石段です。九十九折らしく、カーブも多くなりました。だんだん苦しくなってきます。
展望台のような場所があり、ベンチもあったのですが、山しか見えない。
そしてまたまた石段です。心が折れそう。でもこれが、最後の石段。
石段の途中にあった転法輪堂の手水鉢が、心を癒してくれました。
狛虎が鎮座する聖地
やっと鞍馬寺本殿に到着!
本殿周辺では赤とんぼの群れが飛んでいたり、家の近所にはいないミンミンゼミが鳴いていたりと、本当に豊かな自然が息づいていました。
立派な建物や赤とんぼの群れに目を奪われていて気が付かなかったのですが、一見ただの石畳と思っていた地面は「金剛床」と呼ばれる曼荼羅になっており(上の写真にはその一部がありました)、修行の場だったのです。
本殿の前には、狛犬ならぬ狛虎。確かに縞模様がありますね。たてがみがないので、獅子でもありません。虎は毘沙門天のお使いの神獣。
「阿形」の方は、アップで撮影すると迫力があるのですが
「吽形」の方は、まるで猫でした。ある意味かわいい。
本殿のご本尊は、毘沙門天と千手観音、護法魔王尊の三身が一体となった「尊天」。いずれも秘仏で、本殿内部も撮影禁止です。
本殿で頂いた御朱印。毘沙門天出現1250年を記念した、今年限定の御朱印だそうです(700円)。
鞍馬山の上空に思いをはせる
鞍馬寺は本殿の奥にも、見どころがたくさんあります。
でも奥の院まで行って帰ってくると、とても集合時間には間に合わない。
こういう時にありがたいのが、本殿から割と近い霊宝館(鞍馬山博物館)なのですが、高圧線の不具合により山内施設が一部停電中! 霊宝館も臨時休館となっていました。
本殿の見学や参拝も終え、時間があったので境内で休憩していると、やたらに飛行機の音が聞こえます。
この日は曇り空で、いつも以上に飛行機の音がよく聞こえる気象条件。最初は雷かな?と思っていたのですが、飛行機でした。
試しにスマホの「フライトレーダー 24」を起動させてみると、鞍馬山上空やその近くは、割と飛行機が通過している場所だったのです。
昔は鞍馬山上空には、天狗が飛んでいたのでしょうが、今は飛行機。天狗もまだ、この山のどこかにいるといいですね。
コメントを残す